病院紹介

病院概要

最新の医療とやさしい環境をあなたに

患者さん中心の全人的な医療を指向。臓器機能別に一元化し、症度別、総合診療病床及び特殊治療ユニットなどを設け専門的・総合的かつ高度な医療をめざします。

特定機能病院

特定機能病院は、医療法第四条の二(平成4年7月1日)に規定された制度です。
特定機能病院は、

  • 高度な医療の提供
  • 高度な医療技術の開発および評価
  • 高度な医療に関する研修
  • 医療の高度の安全を確保

などが可能な病院であり、厚生労働大臣の承認を得て特定機能病院と称することができます。
また、特定機能病院では、高度の医療を必要とする患者さん、急性期の患者さんを診療することが望ましいとされております。
本院も、平成6年7月1日から医療法で定める特定機能病院に指定され、高度医療を担っています。

臨床研究中核病院

神戸大学医学部附属病院は、医療法第4条の3第1項の規定に基づき、令和3年4月7日に『臨床研究中核病院』として承認されました。

基本理念

  1. 患者中心の医療の実践
  2. 人間性豊かな医療人の育成
  3. 先進医療の開発と推進
  4. 地域医療連携の強化
  5. 災害救急医療の拠点活動
  6. 医療を通じての国際貢献

神戸大学医学部附属病院は上に掲げた六つの基本理念のもと、医療提供機能,教育研修機能,研究開発機能の3つの使命を果たし、臨床医学の進歩と医療技術の向上に寄与し、医療を通じて社会に貢献する。

基本方針

医療の質のなお一層の向上

チーム医療 専門性の向上 クリニカルパス 医療の標準化 最良の根拠に基づく医療

安全性の高い医療の実践

迅速な対応 きめ細かい情報収集 安全教育の徹底 情報公開 個人情報の保護

快適環境の向上

療養環境の充実 バリアフリー 禁煙 暴言暴力への対応

患者満足度の向上

説明と同意 接遇 交通手段の改善 退院支援 患者給食

効率的な医療の実践

医療資源の有効活用 医療コスト削減 病床等の有効利用 在院日数短縮 短期滞在手術 働き方改革への対応

教育研修機能の充実

院内研修 院外研修 専門医療職教育

高度専門医療の実践

先進医療 難病 特掲診療料の施設基準等 治験 臨床研究

地域医療との連携

中核病院としての役割 病病・病診連携 生涯教育

災害・救急拠点病院としての充実

災害への対応 重症度別病床 救急診療体制

国際貢献への取り組み

外国人医療人の教育 外国人患者の受入れ 国際担当部署の充実

神戸大学医学部附属病院臨床倫理指針

神戸大学医学部附属病院は、医療を受けられる人々の尊厳及び人権に配慮し、最善の医療を提供するために、次のとおり臨床倫理指針を定める。

  1. 患者さんの価値観や信条を尊重し、患者さんが意思決定できる十分な説明を行い、理解と同意を得て医療を提供します。
  2. 患者さんの利益を第一に考えて医学的適応を判断し、人種・民族、宗教、性別、社会的地位などに左右されない、公正かつ公平な医療を提供します。
  3. 各種法令・法規を遵守し、ガイドラインに基づいた医療を提供します。
  4. 臨床倫理に関する事例については、多職種で倫理カンファレンスを行い、より良い医療を提供します。
  5. 臨床倫理に基づく医療を実践できる医療人を育成します。

令和元年11月25日 臨床倫理委員会制定

本院を受診される患者さんの権利と責務

患者さんの権利

  1. 公平な医療を受けることができます。
  2. 病状、診断、予後、治療方法等について説明を受けることができます。
  3. 十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方法等を自らの意思で決定することができます。
  4. 他の医療機関の医師に意見を聞くこと(セカンドオピニオン)ができます。
  5. 個人情報とプライバシーは、適正に保護されます。

患者さんの責務

  1. 心身の健康状態や病状についてできる限り詳細な情報をお伝えください。また、治療中に生じた病状の変化等についてもお知らせください。
  2. 検査や治療などの医療行為は、理解合意のうえで受けてください。納得・理解できない場合はその旨お伝えください。
  3. 病院内では社会的ルールや病院の規則を順守し、他の患者さんの療養や職員の業務に支障をきたさないようにしてください。また、暴力行為、暴言、脅迫、不当な要求など診療業務の妨げとなるような行為は行わないようにしてください。
  4. 医療費の請求を受けたときは速やかにお支払いください。

(※患者さんの権利と責務は、改正して2021年12月より新しくなっておりますが、外来パンフレット、入院パンフレット、院内掲示については、修正可能なものから順次変更させていただきます。)

こどもの患者さんの権利約束

  1. あなたは、ひとりのとして大切にされ、おもいやりのある医療けることができます。
  2. あなたとあなたのご家族は、あなたの病気やケガ、
    ける検査病気やケガを方法について、わかりやすい言葉
    説明いてることができます。
  3. あなたは、自分ける検査病気・ケガを
    方法について、自分えや気持ちを病院
    家族え、自分
    めたりご家族相談してめることができます。
  4. あなたとあなたのご家族は、病院のお医者さんのえをくことができます。
  5. あなたとあなたのご家族について、病院ったことはにはもらしません。
  6. あなたのこころやからだのことをお医者さんにえてください。
  7. あなたとみんなが気持ちよくすごすために、お医者さんや看護師さんなどのいつけや病院
    まりってください。

中期目標・中期計画

令和4年度~令和9年度の附属病院に関する中期目標

  • 世界の研究動向も踏まえ、最新の知見を生かし、質の高い医療を安全かつ安定的に 提供することにより持続可能な地域医療体制の構築に寄与するとともに、医療分野を 先導し、中核となって活躍できる医療人を養成する。

令和4年度~令和9年度の附属病院に関する中期目標を達成するための措置

  • 医療データ、臨床指標分析に基づいた継続的な医療の質改善活動を実践して、 医療の質の”見える化”を推進するとともに、質・安全マネジャー会議や職位、職種別 の医療安全に関する研修を充実させる等により管理運営体制を強化して、医療従事者に 対して医療事故防止への意識改革と医療安全文化を定着させる。
  • 本学の地域医療活性化センターを核として複数の地域医療機関と連携して卒 前、卒後、専門医、生涯教育にわたって一貫性のある質の高い教育のできる教員の確保と 教育環境を整備し、地域に貢献できる人間性豊かな高度専門医療人材を育成する。
  • 癌をはじめとする難治性疾患治療や低侵襲治療のための新規薬剤、医療機器 や医療技術開発における良質な医師主導治験及び特定臨床研究を推進できるよう臨床研 究中核病院として臨床研究推進センターの人材確保とともに、臨床研究の支援体制の拡充・強化と質の向上を図り、新たな先端的医療を創出して、安全に普及させる。