神戸大学医学部附属病院 看護部

チーム医療

Team medical care

患者さんに最も近い
存在である看護師は
チームのキーパーソンとして活躍

当院は多職種のスタッフが協力して治療・ケアにあたるチーム医療を積極的に展開しており、現在、呼吸ケアチーム、褥瘡対策チーム、 栄養・輸液サポートチーム(NEST)、緩和ケアチーム、リエゾンチーム、院内感染対策チーム(ICT)などが活動しています。

チームメンバーは、医師、看護師をはじめ診療放射線技師や臨床検査技師、理学療法士といった医療技術者、薬剤師、管理栄養士などさまざま。 その中で患者さんにも最も近い存在である看護師はチームのキーパーソンとして重要な役割を担っており、多くの看護師が活躍しています。

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チーム医療 医師 病棟事務補佐員 薬剤師 理学療法士 臨床工学技士 看護師 看護補助者
  • 緩和ケアチーム

    緩和ケアチーム

    2006年に結成された緩和ケアチームは、緩和医療専門医、精神科医師、看護師、薬剤師、心理士、理学療法士、栄養士などによって構成されています。 これらのメンバーが協力して、痛みなどのつらい身体症状や、不安・悩み・落ち込みなどの精神的なつらさを和らげ、 患者さんとご家族が自分らしい生活を送ることができるようサポートしています。

    「架け橋」としての役割

    チーム内での看護師の役割は、「つなぐ」ことです。患者さんやご家族とコミュニケーションをとりながら思いや意向をくみ取り、 担当医や病棟の看護師と共有することで治療とケアの質向上を図っています。今後はさらに外来患者さんへも緩和ケアが提供できるよう、活動の場を広げていきたいと思っています。

    緩和ケア認定看護師 加藤めぐみ

    緩和ケアチーム
  • 院内感染対策チーム

    院内感染対策チーム

    医師、看護師、検査技師、薬剤師、医療技術部技師、事務職員などから構成される院内感染対策チームは、 院内感染委員会と連携しながら院内の感染予防の推進、重症・特殊な感染症の予防・診断・治療、スタッフへの教育・指導、 職業感染防止策の実施などに取り組んでいます。また、地域医療施設や関連病院とも連携し、地域貢献に努めています。

    院内だけでなく地域との連携強化も

    感染管理認定看護師の主な活動内容は、感染管理プログラムの作成と実践、院内サーベイランスの実践、 最新の情報・事例に基づいた感染管理の実践に加え、啓発活動やスタッフのコンサルテーション、教育などが挙げられます。 さらに現在は感染管理リンクナースの育成に力を入れており、他の職種のスタッフに対してもそれぞれの業務の内容に応じた指導を行っています。 また、2009年に起こったインフルエンザの流行での経験を活かして、院内はもちろんのこと地域の連携強化に取り組んでいます。

    認定看護師 八幡眞理子

    院内感染対策チーム
  • 褥瘡対策チーム

    褥瘡対策チーム

    チームの構成メンバーは、形成外科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、理学療法士です。 これらのメンバーに義肢装具士を加え、褥瘡難治性潰瘍外来で患者さんのケアを行う他、 定例ミーティングを開催して褥瘡ケアの向上を図っています。 褥瘡対策だけでなく、糖尿病内科医師、皮膚科医師、糖尿病看護認定看護師と連携して慢性足病変患者さんのケアにも取り組んでいます。

    地域に向けて情報発信が患者さんのQOL向上につながる

    褥瘡対策専従看護師として院内の褥瘡発生の状況をチームメンバーに報告し、改善対策を検討します。 そしてチームと病棟看護師をつなぐリンクナースを通して指導・アドバイスを行い、より良い看護実践を図っています。 近年、在宅医療や地域医療が見直されており、大学病院が地域に向けて情報発信することで患者さんが生活しやすい環境を整えることができると実感しています。 今後は院外にも目を向けて患者さんのQOL向上に貢献したいと思います。

    皮膚・排泄ケア認定看護師 松本衣代

    褥瘡対策チーム
  • 栄養・輸液サポートチーム(NEST)

    栄養・輸液サポートチーム(NEST)

    栄養・輸液サポートチームは、医師であるNESTチュアマンとディレクターのもと、医師、歯科医師、歯科衛生士、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技士、言語聴覚士で構成されています。主な活動は、病棟ラウンドとミーティングを実施する他、勉強会を開催しています。これらの活動を通して患者さんの栄養評価、栄養障害のある方の発見と治療介入、適切な栄養管理の提案などを行っています。その他、スタッフへのコンサルテーションや啓発活動も大切な取り組みです。

    栄養障害の改善をめざして

    NEST専任看護師として、火曜日と金曜日のミーティングと病棟ラウンドへの参加、リンクナースの業務サポートを行っています。また病棟看護師や患者・家族からの質問や相談応じるなど、チームと病棟の橋渡し役も担っています。 摂食・嚥下障害看護認定看護師として栄養障害の原因となっている摂食・嚥下障害に対して介入を行っています。今後も専門性を活かしながらチームで患者一人ひとりをサポートしていきたいと考えています。

    摂食・嚥下障害看護認定看護師 上岡美和

    栄養・輸液サポートチーム(NEST)
  • 医療の質・安全管理部

    緩和ケアチーム

    チームの目的は、患者さんとご家族、そして病院で働くすべての職員の安全を守ること。そのために「人はエラーをおかす」ことを前提にして、できる限りエラーを起こさず、起こったエラーの影響を最小限にするためのシステム構築に取り組んでいます。
    医療現場から寄せられる「インシデント報告」をもとにチームメンバーの医師、看護師、事務職員が分析し、現場のスタッフが自ら安全対策を実施できるよう努めています。

    ナレッジの共有が効果的に医療の質を向上させる

    「インシデント報告」に基づいて現場で事実確認や情報収集を行い、チームメンバーと分析・改善策を検討し、 特に重要な事例については電子媒体を活用して職員と情報共有しています。そして、 医療安全管理者が集まる会議で情報交換を行い、病院全体の安全向上につなげています。 その他にも医療安全マニュアルの作成や講習会への参加など、活動内容は多岐に渡ります。 現場からの貴重な報告を今後の安全向上に活かすことができるよう、自分自身のスキルアップを図ると共に、 効果的な情報共有や改善ができる環境をつくることが今後の目標です。

    セーフティマネージャー 國枝卓子

    医療の質・安全管理部
  • 医療情報部

    医療情報部は医師、看護師、薬剤師、特定技術員(医療情報技師)、医事課職員、診療情報管理士など多職種で構成されています。 昭和58年より5年毎に病院総合情報システムの更新を行い、2014年1月の更新では全診療科で電子カルテが導入されました。 病院の各部門と連携し、先進医療と教育を担う大学病院として、専門性の高い診療、 高度先進医療を情報基盤の面から支援することを主たる業務としています。

    ITリテラシーを駆使し安全な医療をサポート

    看護業務を効率的に、かつ安全に実践できるように必要な機能や運用を検討しています。 2014年1月よりipod touchを看護師一人一人に配布し、患者ケアの登録や患者照合によるリスク管理に利用するとともに、 看護業務手順や院内ポケットマニュアルの掲載を行うなど情報を有効に活用しています。 また、新規採用者や復帰者に対する電子カルテシステムの操作説明、 システム導入時の多職種との業務調整など、部員と協力して、さらに安全な医療が円滑に推進できるように取り組んでいきたいと考えています。

    看護師長 情報担当 新名亜弥

    医療情報部
  • 災害派遣医療チーム(DMAT)

    災害派遣医療チーム(DMAT)

    災害派遣医療チームは、医師、看護師、業務調整員で構成されています。医師は災害現場での治療、 看護師は医師のサポートや調整係、被災者のメンタル面のケア、業務調整員は情報収集と整理などを行い活動します。 メンバーの看護師は院内の災害研修を実施して、災害に対する意識を高める啓発活動にも取り組み、 災害時に速やかに出動できるよう、器材の準備や点検などを行っています。

    医療支援の大切さに気付いた

    災害時の活動以外にも「日本DMAT隊員養成研修」に講師として参加して人材育成に携わりながら、 最新の災害医療活動について学んでいます。そしてチームの看護師のリーダーとして活動報告をする他、 県内の災害訓練への参加の呼びかけなどを行っています。さらにチーム活動を院内の看護師に発信して、 災害医療活動に関心を持ってもらえるようはたらきかけています。 東日本大震災での活動を通して、外傷の治療だけでなく被災者のスムーズな搬送など活動内容を広げる必要があることを実感し、 被災者が何を望んでいるのかを把握して医療支援を行う大切さを学びました。この経験を今後の活動に活かしていきたいと考えています。

    救急看護認定看護師 吉次育子

    災害派遣医療チーム(DMAT)
  • 呼吸ケアチーム

    緩和ケアチーム

    医師(麻酔科、総合内科、口腔外科)、看護師、理学療法士、臨床工学士、歯科衛生士が連携し、 人工呼吸器関連肺炎(VAP)の予防や一般病棟で入院されている患者さんの人工呼吸管理、 人工呼吸器の早期離脱を目指した治療とケアを展開しています。 VAPを発症すると重篤化するリスクがあり、予防がもっとも重要となるため、特に頭部拳上位での管理や口腔衛生管理を重点的に行っています。 並行してリハビリを実施すると共に効果的な自発呼吸テストの推奨なども行っています。

    さまざまな職種の専門知識を共有する

    チームでの主な役割は、ラウンドをする患者さんの選定と診療計画書の作成、 ラウンド内容の記録などです。チーム内の調整役だけでなく、主治医や病棟看護師との橋渡し役も担っています。 さらに集中ケア認定看護師として、人工呼吸器ケアの質向上を目的とした学習会を開催するなど教育活動も行っています。 チーム医療での活動を通して人工呼吸管理の知識を深めるだけでなく、 さまざまな職種の活動や専門的な知識・技術を知ることができました。 今後もより安全で質の高い人工呼吸管理ができるよう、チームメンバーと協力していきたいと思います。

    集中ケア認定看護師 山岡国春

    呼吸ケアチーム
  • 心臓リハビリテーションチーム

    心臓リハビリテーションチーム

    心臓血管外科、循環器内科が位置する7階フロアには心臓リハビリテーション室が設けられ、心大血管の開心術後や虚血性心疾患の内科的治療患者を対象に、心臓リハビリテーションを行っています。医師、看護師、理学療法士、栄養士等の多職種で心機能に合わせたADLが向上できるリハビリテーションを実施し、心不全予防や生活改善のための患者指導を行っています。看護師は不整脈等異常の早期発見や患者と家族や医療スタッフをつなぐ橋渡し的役割を担いながら、退院後までを含めたコーディネートを行っています。

  • 移植医療部

    移植医療部

    当院では、腎臓移植、肝臓移植、膵臓移植が行われています。移植医、内科医、薬剤師、管理栄養士、理学療法士など様々な職種と連携をとりチーム医療を行っています。チームで命の贈り物を大切にし、患者さんの生活の質の向上をはかれるようサポートしています。

    患者さんとご家族の意思決定および社会復帰へ向けた支援

    移植には、脳死下臓器提供と生体の臓器提供があります。脳死下臓器提供で移植を待機されている患者さんは不安も強く精神的ケアが重要です。生体での臓器提供では、ご家族内で臓器提供者が必要となりご家族の負担も大きくなります。移植コーディネーターは、臓器移植を受けられる患者さんと臓器提供されるご家族が移植医療を選択されるかどうか意思決定できるよう情報提供し、支援しています。手術後は、自己管理や社会復帰に向けサポートしています。また、移植医療が円滑に行えるよう調整、連絡を担っています。

    看護師 原麻由美

    移植医療部チーム