第87回 心臓血管外科

 

Interviewee  邉見 宗一郎 心臓血管外科 助教・病棟医長

 

サンプルイメージ

職歴

2008年 徳島大学医学部卒業2008年 徳島赤十字病院 初期研修医 
(2009年7月 武蔵野赤十字病院 感染症科)
2010年 兵庫県立姫路循環器病センター 心臓血管外科 専攻医 (2010年5-12月 新日鐵広畑病院 外科にて一般外科研修)
2015年 兵庫県立姫路循環器病センター 心臓血管外科 医長
2017年 神戸大学医学部付属病院 心臓血管外科 特定助教
2020年 神戸赤十字病院 心臓血管外科 副部長
2021年 Clinical oversea fellow, Department of cardiovascular surgery, European Hospital, Roma, Italy
2022年 Research postdoctoral fellow, Department of pediatric cardiac surgery / Center for Neuroscience research, Children’s National Hospital, Washington D.C., USA
2024年 神戸大学医学部付属病院 心臓血管外科 助教

所属学会    
日本外科学会
日本心臓血管外科学会
日本血管外科学会
日本胸部外科学会
Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery
European Association for Cardio-Thoracic surgery
 

Interviewer 中岡 佑太 心臓血管外科  医員

サンプルイメージ

職歴

2023年 北海道大学医学部卒業
2023年4月〜2025年3月 兵庫県立淡路医療センター 研修医
2025年4月〜5月 兵庫県立淡路医療センター 心臓血管外科
2025年6月〜 神戸大学医学部付属病院 心臓血管外科 医員

所属学会    
日本外科学会
日本胸部外科学会
日本心臓血管外科学会

 
代替文字
中岡先生
初期研修先の指導医の先生から大学病院での研修を進められましたが、大学病院の後期研修の特徴はどのようなものでしょうか?
 
代替文字
邉見先生
神戸大学心臓外科のグループの特徴は、関西の近隣の大学病院と比較して、関連施設が多いということが挙げられると思います。現行の専門医制度では、神戸大学附属病院を基幹施設とし連携49施設と併せて専門研修施設群を構成しています。全体で300名を超える専門研修指導医を抱えており、多様性のある研修プログラムの中から選択が可能です。神戸大学病院の外科専門研修プログラムは、神戸大学外科学講座の食道胃腸外科、肝胆膵外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺内分泌外科の6分野並びに外科系講座の災害・救急医学部分野が連携し、各専攻医のライフプランに応じたきめ細やかな研修を計画することが可能です。
 
 
代替文字
中岡先生
大学病院などでは特殊な疾患が多く、キャリアの浅いうちから手技を経験しづらいイメージがありますが、その辺はいかがでしょうか。
 
 
代替文字
邉見先生
整備基準に記される各領域の必須経験症例数は、研修期間中に充分な余裕を持って取得できます。外科専門医研修から切れ目なく各サブスペシャリティ専門医研修へと連動させることで効率的に経験症例を蓄積することが可能です。またサブスペシャリティが未決定の専攻医についても、各領域一線の診療環境で研修を行うことで研修を通じて自分の目標を明確化、または再設定してゆくことも可能です。手技の習熟度に関しては、期間内に必要な技能を身に着けるべく定期的にWet labのようなトレーニングを外科学講座全体もしくは個別診療科で行っています。個人の習熟度に応じて実際の現場でも指導してゆきます。心臓血管外科に関して言えば、具体的には年間開心術が300例の他に、末梢血管の手術も豊富にありますので、大学病院といえども手を動かす機会には恵まれていると思います。また、重症患者も多いため、手術室以外でもベッドサイドの処置も多数経験することができます。
 
代替文字
中岡先生
専攻医の間に身につけておくべきことは具体的にどのようなことでしょうか?
 
代替文字
邉見先生
当科に限って言えば、手術をする前に術後の重症管理を学ぶ必要があると考えています。呼吸循環管理に加えて、栄養管理や創処置、リハビリテーションの知識も必要となってきます。手術の前には、患者さんの身体状況や合併症の有無、心機能や肺機能の評価が行われます。血液検査や心電図、心エコー、カテーテル検査などが行われ、手術のリスクや適切な手術方法を判断するための情報が収集されます。術前管理のとしてのリスク評価やアセスメント、術前の内科的治療の介入など、手術室での手技以外にも多くのことを経験して学ぶ機会があると思います。総合的に全身管理を行うトレーニングをすることで、心血管系以外の臓器の合併症や併存疾患にも対応できるようになります。また、大学病院の特徴としてそれらの他臓器の疾患に対しても各々スペシャリストにコンサルトし、最先端の知見をもとに議論する機会に恵まれます。
 
 
代替文字
中岡先生
学術活動にも興味があり最終的に学位の取得も目指しています。
 
 
代替文字
邉見先生
研究、学位取得あるいは将来の留学を希望する方は、専攻医の間にも臨床研究テーマに取り組むことや、研究機関を設けて基礎研究に従事することも可能です。大学院進学や研究機関を設けることによって、外科専門医取得にできるだけ遅滞が生じないように経験症例数や業績の蓄積を行えるように研修プランをフレキシブルに構築することができます。
  
 診療科

CONTENTS

HOME