神戸大学医学部附属病院 総合臨床教育センター神戸大学医学部附属病院総合臨床教育センター

放射線腫瘍科

選択科目

http://www.med.kobe-u.ac.jp/rad/

診療科の紹介(特徴や特色など)

放射線腫瘍科では、癌治療の3本柱である1)手術2)放射線治療3)化学療法のうち、「放射線治療」を担っています。対象となる癌腫は、すべての悪性腫瘍であり、すべての癌腫について学ぶことができるのは、放射線腫瘍科と腫瘍内科の2つのみではないでしょうか?また、癌治療における放射線治療の役割は、癌を治すことはもちろん、再発率を下げるため予防的に施行、あるいは残念ながら根治は目指せないが、患者のQOLを保つために緩和治療として行うなど状況に応じた機転が常に求められます。
神戸大学放射線腫瘍科では、2014年に放射線治療器を2台更新し、最新の治療を行えるようになりました。また神戸低侵襲がん医療センターおよび兵庫県立粒子線治療センターとも密な連携がとられており、全国でも有数の最先端の放射線治療が学べる環境にあります。

 

研修目標

様々な癌腫に関して、その特徴、治療方法、予後などを学ぶ。
癌治療における放射線治療の役割を学ぶ(根治的、予防的、緩和的)。
病棟および外来にて患者を診察することで、放射線治療特有の有害事象やその対処方法を学ぶ。
簡単な放射線治療計画を実際に作成することで、放射線治療学の基礎を学ぶ。

その他

欧米では、「speciality」が高い分野ほど、人気があります。「speciality」が高いことこそ、自身に付加価値がつくと考えるからです。Radiation Oncologyは、特に「speciality」が高いと認識され、欧米では非常に人気のある分野です。本当です!!

 

研修内容、経験できる症例や手技

*基本的に多くの固形がんの治療に携わることができます。

  • 指導医の元に放射線治療外来での簡単な診察、病歴聴取。放射線腫瘍科に入院している患者の管理。
  • 担当患者の治療計画の立案を実際の治療計画装置を使って指導医の元に作成。
  • 小線源治療の介助および手技/計画を指導医の元に行う。
  • 各科との合同カンファレンスに参加し、それぞれの癌の集学的治療の理解を深める。
  • 希望者には神戸低侵襲がん医療センターおよび兵庫県粒子線治療センターへの見学。

■研修時の週間スケジュール

月~金:基本外来および病棟管理が中心となります。
*火、金:小線源治療など手技がたくさんありますので、随時戦力になっていただこうと思います。
*また治療計画は、簡単なもの計画から空いた時間に指導医と一緒に行っていくことになります。せっかくの研修の機会なので、たくさんの癌腫の放射線治療計画に携わり、治療を実践してください。自分自身で治療計画をすることにより、より放射線治療の凄さ、精度の高さを実感できると思います。

■診療科長または指導医からのメッセージ

診療科長佐々木 良平 先生

放射線腫瘍科は様々な腫瘍に対して適切にそして迅速に低侵襲ながん治療を提供することが必要です。その為には臨床腫瘍学、医学物理、放射線生物学などの基礎知識を集大成させて個々の疾患の治療にあたる必要がありますが、根治治療から緩和治療まで多くの場面で必須のがん診療なので、かなりのやりがいを実感できると思います。がんの治療をしたいと思う人は迷わずに、放射線腫瘍科での研修を選択してください。