神戸大学医学部附属病院 総合臨床教育センター神戸大学医学部附属病院総合臨床教育センター

緩和支持治療科

選択科目

http://www.med.kobe-u.ac.jp/kanwa/

診療科の紹介(特徴や特色など)

緩和ケアチームの一員として、がんをはじめとする疾患を持つ患者・家族の体とこころの苦痛の緩和、地域の医療機関と協力して、在宅ケアやホスピス・緩和ケア病棟などの適切な療養環境を選択する手助けを行います。がん疼痛への基本的な対処、呼吸困難、抑うつ、不安、せん妄などの基本的な対処方法を学びます。また、緩和ケアチームの中で、他専門家の医師、専門認定看護師、心理士、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーと協働することにより、チーム医療の実践を合わせて学びます。緩和医療の実践にあたっては、基本的な内科的診断能力、臨床推論、そしてEvidence-based Medicineの実践が必須です。毎日の臨床疑問を指導医との討論や文献検討を通して解決し、質の高い臨床の実践をともに行いましょう。

 

 

研修目標

がんをはじめとする生命の危機に直面する疾患を持つ患者とその家族を包括的に(身体的、精神心理的、社会的、スピリチュアルな視点から)評価し、適切に対応することを通して、QOLの向上を図ることができる。

研修内容、経験できる症例や手技

ひとりで患者をアセスメントし、基本的な対処が行えるようにするために、初期研修 2年目に2ヶ月以上の研修を行うことをおすすめしています。
標準的な研修の進め方:
1週目はシャドーイング。2週目以降は1日1名、受け持ち10名を限度に指導医とともに患者のコンサルテーションにあたり、その内容について指導医と討論する。難治がんの治療中の患者さんの身体的・精神的な苦痛の緩和に関する依頼が多い。

■研修時の週間スケジュール

朝9時から
毎日モーニングカンファレンス。その後毎日コンサルテーション診療(緩和ケアチーム診療)を指導医とともに行います。
月曜午後
・教授回診
・緩和ケアチームカンファレンス
火曜夕方
・ジャーナルクラブ
・リサーチミーティング
水曜夕方
・転移性骨腫瘍カンファレンス(毎月1回)

■診療科長または指導医からのメッセージ

特命教授木澤 義之 先生

当診療科はがんをはじめとする治癒が難しい疾患を持つ患 者さんとご家族のQOL そしてQOD(Quality of Death:死の質)の改善を目指して診療を行っています。
残念ながら、現代において死は不可避なものであり、その過程をより良いものにしていけないかというのがわたしたちの臨床疑問です。
主として附属病院では入院患者さんのコンサルテーション診療と外来診療を行っています。ホスピス・緩和ケア病棟や在宅医療とも密接に連携し診療をしておりますので、興味を持っている穿刺型はぜひ研修にいらして下さい。