神戸大学医学部附属病院 総合臨床教育センター神戸大学医学部附属病院総合臨床教育センター

心臓血管外科

必修科目(外科選択)・選択科目

http://www.med.kobe-u.ac.jp/geka2/

診療科の紹介(特徴や特色など)

症例に対する診察能力の修得にとどまらず心臓血管外科では、先天性心疾患、後天性心疾患(虚血性心疾患、弁膜疾患、重症心不全など)大動脈疾患(胸部・腹部の真性並びに解離性大動脈瘤)抹消血管疾患など、心臓血管領域全般の外科治療に携わっており年間約350症例の開心術を行っています。特に大動脈疾患手術においては日本有数の手術内容・症例数を施行しています。地域中核病院として重症例や緊急例に積極的に対応するばかりでなく、関連領域の国内外への情報発信基地となるべく、新しい外科治療の確立や手術成績向上への工夫、低侵襲外科治療、最先端治療などに取り組んでいます。

 

研修目標

初期研修として、病棟での指示、検査オーダー、カルテの書き方などを覚える。
また、心臓血管外科では、ICU 患者が多く(おそらく一番多い)外科科治療のみならず、循環器系の管理、呼吸器系の管理、高齢者及び小児等の患者管理を含めた緻密な全身管理を習得する。

専門研修へのつながり

外科個別コースを選択しない「外科系共通コース」(特定の診療科に入局せず、外科学大講座に登録)と、外科個別コースを選択する「外科系個別コース」(特定の診療科に入局)の2種類あり、心臓血管外科専門医の育成も目的とします。基本的には1年目は大学病院で研修し、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科の各外科領域を中心に研修し、外科医としての知識、技量並びに適性を習得することを目的とする。2年目、3年目では、消化器一般を中心に心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科のより専門的なトレーニングを行う。このような専門性を含めたプログラムを確立することで、日本外科学会専門医の取得のみならず、心臓血管外科専門医の取得をより効率的、合理的にする。

研修内容、経験できる症例や手技

CV 挿入、動脈ライン確保、胸腔ドレナージ、創縫合、開胸、閉胸など。

■研修時の週間スケジュール

毎朝7時よりの重症回診(土日、祝日は9時から)
8時よりカンファレンス+抄読会
月~金 毎日1例 開心術(+緊急手術)
火、木、金 血管内治療 手術(+緊急手術)

■診療科長または指導医からのメッセージ

教授大北 裕 先生

心臓血管外科は確かに忙しいですが、初期研修で、臨床的にたくさんの症例を学ぶことは、必ず将来に役に立つはずです。心臓外科では、チーム(2班)で、患者を診ているため、毎日時間の許す限り朝、夕とカルテをチェックしながら、その日の方針を確認しますので、いろんな先輩の考え方を身に着けることができます。
心臓血管外科医を目指している人は、もちろん、そうでない方でも初期研修で、ICUでの管理、輸液、抗生物質の使用法、循環、人工呼吸器、透析など研修医のうちに取得しておきたいことが、実際の臨床として学べますので、数年後にきっと有意義であったと思えるはずです。