祝辞

神戸大学医学部附属病院 放射線腫瘍科科長 特命教授

佐々木 良平

放射線部 設置40周年 おめでとうございます。

私はH5年卒業で大学病院で研修医をしたので、放射線部の皆様に厳しい指導を受けながら、医師としての第一歩を踏み出しました。今でも緊急のCTの依頼や緊急の放射線治療のお願いに行くのに「本当に適応があるのか!」と叱られるのではないかと大変緊張していたことを思い出します。でも当時のアナログな放射線診療の方が、現在の高速・デジタルな診療より人間味があって楽しかったなあと思っております。
 近年、放射線治療の診療では、岡山副技師長を始め、技師の皆様と共に、放射線腫瘍科の医師、学生が放射線治療の治療計画や品質管理に苦楽を共にさせて頂いており、また、ヨード小線源治療も導入し、様々な放射線治療は開花しつつあります。神戸大学ではプロフェッショナル養成プランが採択され、放射線治療装置や治療計画CTの品質管理を同コースの学生が、放射線部の技師さんに指導を受けながら、活き活きと測定・検証をしている姿を見ると、指導教官を拝命している私としては感謝の気持ちで一杯です。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
 また、忘年会や歓迎会での盛り上がりや騒ぎ方は、日本でも比類ないものでしょう。その面でもとても勉強させて頂いております!
是非、神戸大学に、また兵庫県内により良い放射線治療が提供できるように、お互い協力して高め合いましょう。

 
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