祝辞

神戸百年記念病院 放射線科

前田 哲雄

放射線部 設置40周年記念 寄稿

この度,祝文寄稿の機会を頂きました。私が大学病院の職を離れてはや一年が経ちますが、放射線部の方々が私ごときの存在をご記憶下さっていたことに感謝いたします。
 私は平成20年4月から3年間、放射線部副部長を担当いたしました。副部長という立場は,いわゆる重鎮の先生方が代々歴任されており,私のような若輩者には荷が重く精神的重圧を感じる毎日でした。とは言うものの、藤井正彦部長(平成21年まで在任)、大野良治部長(平成21~24年在任)をはじめ,川光技師長,多賀師長や呉本師長など多くの先輩・ベテランの方や優秀な若いスタッフにお世話になりながらも,いつも楽しく、かつ少しだけ放射線部に貢献しつつ日々を過ごしていたことが思い出されます。
 私が放射線部にお世話になっている間、院内で電子カルテ化および完全フィルムレス化がスタートし,部としても新たな歴史的一歩を踏み出しました.いくつかの問題点はあったものの,皆様のご理解とご協力により大きな混乱なくスタートできたと思われます.この場をお借りして厚く御礼申し上げます.その他、念願であったCTおよびMRI全件読影の再開もなされ,微力ではありますが診療サービス向上のお手伝いができたと感謝している次第です。
 言うまでもなく,放射線部は病院における診療全般に深く関係しております.引き続きクオリティの高い診療を提供できる体制を維持して下さることを願ってやみません.皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたします.

 
ページトップへ