病院紹介 About ICCRC
センター長挨拶 Greeting

ICCRCセンター長 眞庭 謙昌
神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)は2017年の開設以来、がんに対する先進的治療の推進、医工連携による革新的医療機器の開発、国際医療機関との交流を目標に掲げ、その実現のために神戸医療産業都市内での連携を強化してまいりました。
2020年には神戸大学が神戸市・産業界と共同提案した「神戸未来医療構想」が内閣府の地方大学・地域産業創生事業に採択され、さらに2023年に文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学」に選定され、本学における当センターの役割も益々高まっています。こうした中、2023年に医学研究科医療創成工学専攻の開設、そして2025年4月より医学部医療創成工学科がスタート、さらに2024年10月には当センター敷地内に「医療機器開発および医療機器開発プロジェクトを教材とした実践的カリキュラムによる人材育成」の拠点となるメドテックイノベーションセンター(MIC)が開所し、まさに最先端医療の研究・教育の拠点になろうとしています。
これからも、まずは特定機能病院の分院としての機能を活かして本院と役割を共有し、「がんに対する先進的外科的・内視鏡的治療」を推進するとともに、神戸医療産業都市における「医療機器開発のエコシステム形成の産学官医連携による実証」、そして「未来医療技術を活用した医療機器の研究開発や医工融合人材の育成」の拠点として、医療およびそれに関連する産業の更なる発展と若者の地域就業・定着を推進することで、地方創生の実現に向けての役割を果たしてまいりたいと思います。本センターの診療、研究、連携活動へのご理解、ご協力を引き続きよろしくお願い申し上げます。
基本理念
- 1.患者中心の医療の実践
- 2.人間豊かな医療人の育成
- 3.先進医療の開発と推進
- 4.医療を通じての国際貢献
- 5.地域医療連携の強化
目標 Concept
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がんに対する
先進的外科的・内視鏡的治療の推進大腸や胃、肝胆膵、肺、腎膀胱前立腺、骨軟部、頭頸部など全身のがんを対象に、先進的外科的・内視鏡的治療を行います。
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先進的治療・革新的医療機器の
開発拠点革新的医療機器の臨床治験導入・実用化のための新診療拠点をめざします。
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医工連携の推進拠点
神戸大学工学研究科と連携し、臨床応用実現可能医療機器シーズの探索・開発を進めます。
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国際医療機関との先進的医療
開発・研究・教育における交流拠点神戸大学大学院医学研究科及び医学部附属病院と連携し、グローバルな医師教育、医療における国際交流及び外国人患者に対する診療体制の強化をめざします。
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神戸医療産業都市との連携
神戸医療産業都市の医療機器開発に関わる約100社の企業、及びメディカルクラスター(医療機関)との連携を図り、拠点から革新的医療機器を創出して地域産業の発展に貢献することをめざします。
患者さんの権利と責務 Rights and Responsibilities
患者さんの権利
- 公平な医療を受けることができます。
- 病状、診断、予後、治療方法等について説明を受けることができます。
- 十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方法等を自らの意思で決定することができます。
- 他の医療機関の医師に意見を聞くことができます。
- 個人情報とプライバシーは、適正に保護されます。
患者さんの責務
- 心身の健康状態や病状についてできる限り詳細な情報をお伝えください。また、治療中に生じた病状の変化等についてもお知らせください。
- 検査や治療などの医療行為は、理解合意のうえで受けてください。納得・理解できない場合はその旨お伝えください。
- 病院内では社会的ルールや病院の規則を順守し、他の患者さんの療養や職員の業務に支障をきたさないようにしてください。
また、暴力行為、暴言、脅迫、不当な要求など診療業務の妨げとなるような行為は行わないようにしてください。 - 医療費の請求を受けたときは速やかにお支払いください
※患者さんの権利と責務は、改正して2021年12月より新しくなっております
海外患者受入基本方針 Basic policies for Accepting international patiens
- 1.神戸大学医学部附属病院国際がん医療研究センターは国際貢献人道的な観点から、自らの持つ高度な医療技術を、世界の患者に積極的に提供することとする。
- 2.受け入れに当たっては、標準化された手順をもって質の高い対応を行う。
- 3.海外患者の受け入れにあたっては、神戸大学医学部附属病院(KUH)および神戸医療産業都市病院群と連携して行うこととする。
病院概要 Overview
名称 | 神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター |
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開設 | 平成29年4月 |
所在地 | 神戸市中央区港島南町一丁目5番地1号 |
標榜科 |
食道・胃腸外科、肝胆膵外科、乳腺内分泌外科、 呼吸器外科、小児外科、整形外科、耳鼻いんこう科、 頭頸部外科、泌尿器科、婦人科、形成外科、麻酔科、 消化器内科、放射線科、リハビリテーション科 |
病床数 | 120床 |
施設基準等 |
一般病棟入院基本料(急性期一般入院料1) 療養環境加算 / 重症者等療養環境特別加算 診療録管理体制加算3 / データ提出加算2ロ 医師事務作業補助体制加算2(40対1) 医療安全対策加算2 感染対策向上加算3/連携強化加算 病棟薬剤業務実施体制加算1 入院時食事療養(Ⅰ) 薬剤管理指導料 無菌製剤処理料 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ) 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅲ) 運動器リハビリテーション料(Ⅱ) がん患者リハビリテーション料 静脈圧迫処置(慢性静脈不全に対するもの) 骨移植術(軟骨移植術を含む。)(自家培養軟骨移植術に限る。) 内視鏡的小腸ポリープ切除術 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 腹腔鏡下肝切除術(部分切除(単回)(複数回))(外側区域切除) 腹腔鏡下胆嚢悪性腫瘍手術(胆嚢切除を伴うもの) 組織拡張器による再建手術(一連につき)乳房(再建手術)の場合 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 腹腔鏡下尿管悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 腹腔鏡下腎盂形成手術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合) 精巣内精子採取術 人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算 乳がんセンチネルリンパ節加算2 麻酔管理料(Ⅰ)/周術期薬剤管理加算 CT撮影(16列以上64列未満マルチスライスCT) 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) 入院ベースアップ評価料63 |
医師等の勤務負担軽減 | 医師及び医療関係職員の業務内容・業務分担の見直し、本来の目的である医療従事に専念できる環境を整備するため、専任の人員を雇用し、事務的業務の負担軽減に取り組んでいます。 | 医療情報の提供(次世代医療基盤)について | 神戸大学医学部附属病院では、内閣府の推進する「医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律(次世代医療基盤法)」に基づき、同法の協力医療情報取扱事業者として認定匿名加工医療情報作成事業者への医療情報提供を行っています。当センターもこの取り組みに参画しております。概要や提供拒否については院内ポスター又は神戸大学医学部附属病院のホームページをご覧ください。 | オンライン資格確認 | 2階受付にある専用端末にてマイナンバーカードによる保険証の資格情報を確認することができます。オンライン資格確認については厚生労働省ホームページをご覧ください。 |
外来診療日・診療時間 Reception Hours
月・火・水・木・金曜日 | 9:00~11:00 / 13:00~16:00 |
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※当院は予約のない初診は受け付けておりません。

フロアガイド Floor Guide
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8F 機械室 7F 病棟 6F 病棟 5F 病棟 4F スタッフ室 / 臨床研究推進センター分室 /
/ リハビリテーション室 / 未来医工学研究開発センター3F 集中治療室 / 手術室 / 臨床検査室 2F 生理検査室 / 一般撮影室 / X‑TV室 / CT室 /
内視鏡室 / 診察室 / 受付 / 事務室 / 相談室 / IPRD/
バイオリソースセンター / AI・デジタルヘルス推進室1F 薬剤室(調剤・DI室) / 栄養管理室(調理室)/
リネン庫 / 駐車場 -
5F〜7F
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2F
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3F