成果・実績

人材育成実績

これまでのMDP育成プログラムの参加者数

コース名 実施時期 参加数 参加者内訳
ニーズ探索研修(第1期) 2017年11月~2018年10月 11名 企業11名
医療機器開発エキスパート
育成研修(第2期)
2018年5月~2019年2月 12名 企業11名、開発支援者1名
第3期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2019年10月~2020年3月 18名 企業15名、医療従事者3名
第3期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅡ
2020年6月~2021年4月 6名 企業4名、医療従事者2名
第4期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2020年11月~2021年3月 13名 企業7名、医療従事者6名
第5期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2021年5月~2021年11月 18名 企業10名、医療従事者5名、工学系研究者1名、
開発支援者1名、医学部生1名
第4期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅡ
2021年11月~2022年8月 13名 企業7名、医療従事者4名、工学系研究者1名、
開発発支援者1名
第6期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2022年5月~2022年7月 14名 企業9名、医療従事者3名、工学系研究者1名、
工学部生1名
第5期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅡ
2022年11月~2023年8月 7名 企業4名、医療従事者1名、工学部生1名、
医学部生1名
第7期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2023年5月~2023年6月 24名 企業13名、医療従事者9名、開発支援者2名
第6期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅡ
2023年11月~(開講中) 4名 企業3名、医療従事者1名
第8期 MDP育成プログラム
エントリーコースⅠ
2024年5月~2024年8月 15名 企業10名、医療従事者3名、開発支援者1名、
医学部生1名
合計 155名 企業104名、医療従事者37名、開発支援者6名、
工学系研究者3名、医学部生3名、工学部生2名

※「ニーズ探索研修(第1期)」「医療機器開発エキスパート育成研修(第2期)」は、MDP育成プログラムエントリーコースⅠ・Ⅱの前身プログラム

本体制において開発伴走した医療機器等

「セイフティー鉗子」の共同開発

本学医学部附属病院臨床工学部 石原 宗太朗技士は奈良精工株式会社と共に、透析の現場で誤って透析チューブを切断しない「セイフティー鉗子」(医療機器届出番号:29B1X00001000102)を共同開発しました。

「セイフティー鉗子」の共同開発

「日本型エコシステムを通じた医療機器イノベーション」取材記事掲載

2023年6月23日、Harvard Business Reviewに神戸大学の「日本型エコシステムを通じた医療機器イノベーション」の取材記事が掲載されました。
同大学大学院医学研究科医療創成工学専攻/未来医工学研究開発センターの保多隆裕、村垣善浩の両教授が、日本型エコシステム形成のあり方、革新的医療機器開発の方向性についてインタビューを受けました。

「日本型エコシステムを通じた医療機器イノベーション」取材記事掲載

耳鼻咽喉ビデオスコープ

2023年6月26日、ニプロ株式会社およびその子会社 株式会社町田製作所と本学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科分野の丹生 健一教授、同頭頚部外科学分野・大学院医学研究科医療創成工学専攻医療機器システム学分野の井之口 豪非常勤講師、神戸大学未来医工学研究開発センター機器開発推進部門の藤原 義明特務教授は、耳鼻咽喉ビデオスコープの共同開発について発表しました。

耳鼻咽喉ビデオスコープ「先端わん曲内視鏡」

OFDI血管内画像診断システム

テルモ株式会社との共同開発で、近赤外光を用いて血管の断面を映し出す「OFDI(Optical Frequency Domain Imaging)血管内画像診断システム」の適応拡大に成功しました。これまでの適応は心臓の冠動脈でしたが、太ももからひざ下までの下肢動脈への適応について2021年6月に薬機法承認を取得し、同年11月には保険収載が認められました。同様の原理を用いた光干渉断層診断装置の中で下肢への承認を取得したのはOFDIが国内初で、本院循環器内科の起案によりプロジェクトが開始され、医師主導多施設共同治験を実施して承認を取得しました。

非けいれん性てんかん発作の脳波をリアルタイムで検出するためのソフト

2020年10月10日、健康・医療に関する次世代技術のコンテスト「第3回メドテックグランプリKOBE」の最終審査会が、応募106チームから絞られた12チームで開催されました。本学大学院医学研究科小児科学分野こども急性疾患学の永瀬 裕朗特命教授が、「非けいれん性てんかん発作からこどもの脳と心を守る」をテーマに発表されたチーム「protect kid’s brain」が、スポンサー企業エクサウィザーズ賞を受賞しました。また、会場投票では第1位に選ばれました。
本件は、本学システム情報学研究科の羅 志偉教授との医工学連携で開発を進めています。今後、既存の脳波計にソフトを組み込み、臨床で性能を検討していく予定です。

株式会社エクサウィザーズ代表取締役社長 石山 洸氏、永瀬 裕朗教授、羅 志偉教授

左から株式会社エクサウィザーズ代表取締役社長 石山 洸氏、永瀬 裕朗教授、羅 志偉教授

新型コロナウイルスなどの感染対策用アクティブマスク

2020年8月6日、本学医学部附属病院病理部・病理診断科 伊藤智雄教授とマトリクス株式会社は、医療現場などにおける新型コロナウイルスなど感染対策のためのアクティブマスクを共同開発しました。

新型コロナウイルスなどの感染対策用アクティブマスク

医療用酸素ボンベ専用タイマー「かんたんO2タイガー」

本学医学部附属病院医療技術部 加藤博史副医療技術部長が、新和工業株式会社から発売された医療用酸素ボンベ専用タイマー「かんたんO2タイガー」の開発メンバーの一人として、医療ニーズ抽出・分析を担当しました。

新型コロナウイルスなどの感染対策のためのクリーンユニット

2020年6月11日、本学医学部附属病院病理部・病理診断科 伊藤智雄教授と株式会社ソダ工業は、医療現場などさまざまな場面において、新型コロナウイルスなどの感染対策のためのクリーンユニットの共同開発について発表しました。

新型コロナウイルスなどの感染対策のためのクリーンユニット 開発機・稼働前・稼働中

放射線治療用吸収性組織スペーサ ネスキープ®

神戸大学大学院医学研究科 肝胆膵外科学分野の福本巧教授、放射線腫瘍分野の佐々木良平教授らと、アルフレッサファーマ株式会社は、放射線治療用吸収性組織スペーサ「ネスキープ」の開発に成功し、2018年12月に薬事承認を取得し、2019年6月27日より販売開始されています。また、2019年に保険収載され、粒子線治療前のスペーサ留置術が保険適用になった後、2023年9月からは、X線治療前のスペーサ留置術も保険適用となっています。
(承認番号23000BZX00381000)

放射線治療用吸収性組織スペーサ ネスキープⓇ