2025年度
第9期メディカル・デバイス・プロデューサー育成プログラムエントリーコースⅠ募集開始
4月9日(水)より第9期メディカル・デバイス・プロデューサー育成プログラムエントリーコースⅠの募集を開始いたしました。詳細についてはこちらをご確認ください。
4月9日(水)より第9期メディカル・デバイス・プロデューサー育成プログラムエントリーコースⅠの募集を開始いたしました。詳細についてはこちらをご確認ください。
本学における医療機器開発人材の育成プログラムは、「メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)育成プログラム」(エントリーコースⅠ・Ⅱ)と大学院医学研究科医療創成工学専攻博士前・後期課程で構成されており、2025年度には医学部医療創成工学科が設置される予定です。
メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)とは、医療従事者と企業開発者・工学系研究者の間にある言葉・文化・思考・目標の違いを橋渡しすることができ、開発プロジェクトの司令塔として医療機器開発プロセスの全体を俯瞰し、多様な人材で構成されるチームを牽引できる創造的開発人材のことで、「日本型エコシステム」の推進に必須です。また大学院医学研究科医療創成工学専攻では、臨床現場のニーズを察知、理解し、多職種で構成されるチームのリーダーとなって初期開発を牽引できる人材をより専門的に育成し、博士前期課程および後期課程修了者には、それぞれ医工学修士および医工学博士の学位が授与されます。2025年度には、医学部に医療創成工学科が設置され、当拠点では高校卒業直後の若い世代から社会人を対象とした様々なニーズに合わせた教育・研修を提供しています。
エントリーコースは、前半のコースⅠ(3か月程度)と後半のコースⅡ(約10~12か月程度)に分かれ、非医療機器メーカーの研究開発者や医療機器開発未経験者でも、気軽に短期間のエントリーコースⅠから受講可能です。当院のプログラムは、ワークショップ型(WS)形式のグループワークを基本としており、専門性が様々な研修生(医師、臨床工学技士、医療機器/非医療機器メーカーの企画・研究・開発・営業職等)が協働するグループワークを体験できます。
エントリーコースⅠでは、ニーズ探索アプローチWS等に加え、ハンズオンセミナーを実施しており、手術支援ロボットなどの最新医療機器を実際に体験することができます。エントリーコースⅡでは、臨床現場に立ち入り、実際の手術手技や医療機器の使われ方、医療従事者の動き等を観察することで臨床現場への理解を深め、エントリーコースⅠで学んだニーズ探索の手法を試していただきます。さらに、医師から提供される臨床ニーズに基づき、ニーズ精査、価値提供分析、アイデア・コンセプト創造、プロトタイピングのプロセスを繰り返し、保険適用模擬相談、薬事模擬相談も体験することで初期開発の模擬実践を行います。
大塚メディカルデバイス株式会社
戦略企画部
山﨑陽子さん
大阪公立大学工業高等専門学校
講師
安藤太一さん
帝人ファーマ株式会社
医療技術研究所
薗田拓哉さん・清水理一郎さん
NISSHA株式会社 秋田真哉さん
マルホ株式会社 岡本和明さん
メディカル・デバイス・プロデューサー育成プログラムエントリーコースは、医療従事者と企業開発者・工学系研究者の間にある言葉・文化・思考・目標の違いを橋渡しすることができ、開発プロジェクトの司令塔として医療機器開発のプロセス全体を俯瞰し、多様な人材で構成されるチームを牽引できる人材=メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)を育成するアップスキリングプログラムです。コースはⅠ・Ⅱに分かれており、今回は、第9期エントリーコースⅠを開講いたします。
過去の開催プログラムのお申込み:こちらから
(お申し込み後、3営業日以内に事務局から返信がない場合は恐れ入りますがkikisou@med.kobe-u.ac.jpまでご連絡ください)
コースⅠ | |
1.募集期間 | 2025年4月9日(水)~ 5月23日(金) 但し、上記の期間に定員になった場合は、その時点で締め切らせていただきます。 |
2.実施期間 | 2025年5月30日(金)~ 7月25日(金) ※スケジュールの詳細は、こちらよりご確認ください |
3.対象者 |
以下の条件をすべて満たす方を対象とします。 (1) 医療機器開発企業/医療機器産業に参入しようとする企業の方、 アカデミアなどで医療機器(介護機器や周辺機器なども含む)の開発に興味がある方 (2) 研修参加にあたり、所属組織の管理職以上の許可を得られる方 (3) 原則、全ての学習項目を履修可能な方 ※参加者の背景が必ずしも理系である必要はありません。経験よりも自主性及びやる気を重んじます。 |
4.募集人数 | 15~20名程度 参加者はメンバー構成のバランス等を考慮の上、決定いたします。 |
5.参加費 | 45,000円(税別) お申込み確定後、所定の振込依頼書をお送りいたします。 |
6.開催形式 | 対面開催(神戸大学医学部および神戸大学関連施設内) |
7.内容・回数 (時間) |
ニーズ探索アプローチ手法をワークショップ形式で学びます。 またハンズオンセミナーでは、各種医療機器の使用法の体験学習をします。 1.ニーズ探索アプローチWS(3時間×7回) 1)デザイン思考①②、2)観察の基礎、3)ニーズ探索、 4)ソリューションデザイン、5)ラピッドプロトタイピング、6)提供価値 2.ハンズオンセミナー(5時間程度×1回) 3.チームビルディングWS(4時間程度×1回) 4.レポート・アンケート提出 ※上記1~4と開催順は異なります。 |
8.お問い合わせ |
神戸大学医学部附属病院 医工探索創成センター TEL:078-382-5693 E-mail:kikisou@med.kobe-u.ac.jp |
2023年4月に設置された国内初の医療機器開発人材育成に特化した医学研究科医療創成工学専攻の博士前・後期課程では、医療機器開発を実践しながら学位(医工学修士/医工学博士)を取得することが可能です。また、2025年に医学部に設置される医療創成工学科では、医学部ならではの特性を生かし、医療現場のニーズを踏まえた医療機器の開発を行うだけでなく、メーカーとも連携し医療機器を市場に送り出すまでの実践的なノウハウを一貫して学ぶことができます。
神戸大学大学院医学研究科 医療創成工学専攻
https://www.med.kobe-u.ac.jp/mde/神戸大学医学部 医療創成工学科
https://www.med.kobe-u.ac.jp/mde/faculty/index.html