小児診療科と成人診療科が協力して、
生涯にわたって患者さんを支えていく医療の形

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はじめに

小児医療の進歩により、小児期に発症する慢性疾患の患者さんの多くが成人期を迎えていますが、成人期になっても原疾患に対する継続的な管理や治療が必要で、さらには成人期特有の健康問題を新たに抱えるようにもなります。
そのため、小児科中心の診療体制では生涯にわたって患者さんを支えていくことは難しくなるため、小児診療科から成人診療科との連携もしくは成人診療科を中心とする医療体制に繋げていくことが大切とされています。
しかしながら、小児期特有の疾患で病状が複雑であるほど、成人になっても小児科医が診続けているのが現状です。成人になった患者さんが行き場を失ってしまうこともあります。

移行期医療は小児診療科と成人診療科が協力して、生涯にわたって患者さんを支えていく医療の形を作っていくことが目的です。
移行期医療支援は小児科から成人科への医療体制の移行支援と、社会福祉的な観点から患者を支える自立支援の2本の柱からなります。

移行期医療の体制整備にあたり、急性期医療に関わる地域基幹病院、慢性期病院、かかりつけ医、さらには福祉施設・就労支援事業・行政などの医療機関以外の組織や事業との包括的な連携が鍵となります。
兵庫県においては、兵庫県からの委託を受けて令和4年5月1日に神戸大学医学部附属病院に移行期医療支援センターが設置されました。
今後は、兵庫県の実状に沿った支援体制を構築してまいります。

移行期医療支援センター相談窓口の利用方法

    
対象者:兵庫県内の小児期から成人期への移行期にある循環器疾患をはじめとした慢性疾病の患者及びその家族


相談方法:予約制(電話相談)担当医師よりお電話させていただきます

    
相談員:医師

    
予約方法:当院の代表電話番号078-382-5111にご連絡ください。

    
費用:無料