このたび、本院手術室内において、医療機器の使用に関する技術的支援のため手術に立ち会っていた取引先医療機器事業者の従業員が、2名の患者さんの術後X線画像及び術前プランニング画像を撮影し、院外へ持ち出し、当該事業者内で共有していたことが判明しました。
患者さんからは、当該事業者の従業員が手術に立ち会うことについて書面による同意を得ていました。一方、画像の撮影については担当医師が口頭で了承していましたが、画像の院外への持出し及び当該事業者内での共有・利用について、本院として必要な事前確認を行っておらず、患者さんからも、画像の撮影、持出し及び共有・利用についての同意を得ていませんでした。
撮影された画像には、患者氏名、患者ID、生年月日等の患者さんを直接識別できる情報は含まれていませんでした。また、現時点において、当該事業者から社外への提供又は流出は確認されていないとの報告を受けています。
対象となる2名の患者さんには、それぞれ事情をご説明し、お詫びを申し上げました。また、本件については、関係機関への報告を行っております。
本院では、患者さんの個人情報について、院内規定に基づき所定の目的の範囲内で利用し、それ以外の目的に利用する場合は、書面による同意をいただくこととしております。本件を受け、医療機器事業者等による診療情報の撮影等を禁止するとともに、診療情報を院外へ持ち出し、又は外部に提供する場合の手続を明確にし、職員及び関係事業者への周知・教育を徹底します。また、当該事業者に対しては、引き続き事実関係を確認するとともに、再発防止策の徹底を求めてまいります。
患者さん及び関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。今後、本院の個人情報保護方針に基づき、個人情報の適切な管理・保護と安全対策を徹底し、患者さんが安心して診療を受けることができる環境の確保と再発防止に努めてまいります。
令和8年8月14日神戸大学医学部附属病院