手術部
看護の特徴
手術部では、心臓外科手術や移植手術、複数科の合同手術やロボット手術、血管内治療などの高度先進医療から美容外科や眼科などの外来手術まで23診療科の手術を行っています。手術室は17部屋あります。
年間約9000件の手術を行い、緊急手術は1200件ほど行っています。
常に進化し複雑化する術式に対応できるよう診療科担当看護師を配置し、専門的な看護実践を行っています。
またチーム医療の中心的役割を担っています。24時間手術の器械出しを看護師が行い、術前訪問・術後訪問の充実を図るなど、患者さんが安心・安全に手術を受けられるよう取り組んでいます。
教育体制
新人看護師や手術部異動の看護師に対し、1クール2~3診療科手術の経験を積みながら、看護技術や知識を身につけていきます。各診療科担当の看護師が、手術手順や器械の操作方法、診療科の特殊性や手術看護について指導を行います。
全診療科の手術看護技術を習得するには3年ほど要しますが、教育委員会が中心となり個人に合わせて教育を計画しています。
また、60人以上在籍している看護師を3つのグループに分け、1~3年目看護師を各グループで継続的に関わっていける体制をとっています。
年間計画を立てて学習会やリフレクション会を行っています。
チーム医療
手術部には、医師・麻酔科医・臨床光学技師・放射線技師・薬剤師・医療事務・看護助手などたくさんの業種の方々と協力し部署の役割を果たしています。また、関連部署も多く、病棟・外来・病理部などさまざまな部署との連携を図りながら、安全かつ円滑に手術が進行するよう看護師が調整を行っています。
複数科の合同手術などでは、多職種と術前カンファレンスを行い、手術進行の確認や患者さんのリスクなどについてディスカッションし、よりよい看護の提供に役立てています。