通院治療室

通院治療室の特徴

通院治療室では、がん患者さんへの薬物療法(抗がん薬、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン薬等)と非がんである関節リウマチやキャッスルマン病、ベーチェット病、潰瘍性大腸炎、クローン病等への生物学的製剤の投与を行っています。

8床のベッドと20床のリクライニングチェアがあり、平日9時から17時まで治療を行い、現在は月に1,300件、年間16,000件の治療を行っています。 
 

看護の特徴

治療中の患者さんは、社会生活を営みながらの治療となるため、治療による副作用マネジメントを含めたセルフケア支援が重要です。
不安なく通院治療が行えるように情報提供を行い、患者・家族の療養生活が支援できるよう実践を行っています。

また、心理面においても再発や今後への不安など様々な思いを抱えておられるため、患者・家族に寄り添うケアも心がけています。
さらには、働きながら治療を受けられる方も増えてきていますので、就労支援にも力を入れています。

患者さんがより安全で快適な通院治療が受けられるよう日々取り組んでいます。
 

チーム医療

医師、薬剤師との連携は必須であり、細やかな情報交換をしながら、日々の実践を行っています。
また、多診療科や多職種とも連携し、システム構築の上、副作用管理を行い、療養生活の支援も行っています。毎週火曜日は管理栄養士も滞在しており、食事の相談対応も行っています。

年1回、院内のみならず院外の医療従事者も対象にがん治療に関連したセミナーを開催しています。
「安心かつ安全ながん薬物療法の実践~チーム医療のあり方~」「COVID-19 pandemicにおけるがん医療のあり方」「COVID-19流行下におけるがん薬物療法と薬剤性肺障害」をテーマに多くの参加をいただきました。

『患者と患者に関わるすべての人々のLifeを支える』ことをMISSIONに、高いモチベーションをもった多職種チームの協働と地域との連携により、患者のあらゆるニーズにこたえ、全人的かつ科学的根拠に基づいた最先端の医療を提供していきたいと考えています。