ICU・HCU
病床数
ICU20床 HCU12床看護体制
ICU:2対1HCU:4対1
主な疾患
- 大手術後
- 心配蘇生後
- 急性心不全、急性呼吸不全または慢性呼吸不全の急性増悪
- 意識障害または昏睡、重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
- 敗血症
- 広範囲熱傷
- 肝移植、腎移植
- 新興感染症
- 外傷など
治療と検査、処置
- 呼吸不全に対する治療:人工呼吸、VV-ECMO
- 循環不全に対する治療:補助循環(VA-ECMO、IABP、IMPELLA)
- 中枢神経障害に対する治療:脳室ドレナージ
- 腎障害に対する治療:腎代替療法(HD、CHDF)
- 重症感染症に対する治療
- 集中治療における早期栄養管理、早期離床リハビリテーション
看護の特徴
ICU・HCUは、内科系、外科系を問わず呼吸、循環、代謝その他の重篤な急性機能不全の患者さんを収容し、強力かつ集中的に効果的な治療・看護を行う部門です。- 重症患者が多い中、看護に必要な観察、病態アセスメント、合併症予防のための看護ケアなどの看護実践
- 患者の退院後の生活を見据え、多種職との調整をはかり、集中治療後症候群(PICS)の予防と安全で質の高い医療が提供できるよう、毎日、チームカンファレンスの開催(医師との治療方針、早期リハビリテーション、栄養管理それぞれのカンファレンス)
- 集中医療領域での患者家族の様々な意思決定に対する支援
部署での教育体制・サポート
教育体制
- 教育体制としては、新規入植者に対してグループでの支援体制をとっている。その中で日々の業務では1年間経験豊富な先輩の指導の下、根拠に基づいた看護ケアやアセスメント能力の向上を目指します。その中で実地指導者と月1回程度面接を行い、学習面や短期目標の設定、健康面、精神面のフォローを丁寧に行っています
- 2~3年目は、教育指導者と面談やそれぞれの目標設定を行うことで成長できるよう支援しています
勉強会
集中治療室では、重症な患者さんが入室しており、急変のリスクが高い状態です。そのため、急変時対応能力の向上は集中治療室で働く上で必須なスキルとなっています。ICLSインストラクターが8名在籍しており、実際のベッド環境を使用し臨場感のあるシミュレーション学習会を年4回開催しています。
前年度の実績として全ての新人看護師の胸骨圧迫の質の向上を図ることができました。
学習支援
集中治療では、重症の患者が多く入室しており、急変のリスクが高い状態です。そのため急変時対応能力の向上は集中治療室で働くうえで必要なスキルとなっています。当部署には、専門看護師、認定看護師、特定看護師が多く在籍しており、質の高い看護が提供できるよう相談や学習支援を行っています。
- BLS、ICLSの積極的な受講
- ICLSインストラクターの育成、コース運営協力
- 急変対応シミュレーションの開催
- 臨床推論能力の向上を目指し、医師を講師とした学習会の開催
チーム医療
- 早期リハビリテーション栄養ラウンド
- 麻酔科カンファレンス