4階南病棟(小児医療センター) 小児科、小児外科、小児共通
病床数
40床主な疾患
- 小児科:白血病・骨肉腫・ネフローゼ症候群・腎不全・筋代謝疾患・摂食障害
- 小児外科:鼠径ヘルニア・鎖肛・声門下狭窄症・喉頭軟化症
- その他:歯科口腔外科、形成外科、整形外科等手術関連
- 年齢層:日齢時から20歳未満(15歳~19歳に関しては、疾患制限あり)
治療と検査、処置
- 化学療法、放射線療法
- 骨髄穿刺
- 髄腔内注射
- 腎生検
- 小児手術全般
看護の特徴
小児科では、まだ会話ができない乳児から、思春期に入り黙り込んでしまう子どもまで幅広い発達段階にある児が対象になります。当部署ではそういった患児に寄り添い、安心できる環境づくりに努めています。
疾患は多岐にわたり、化学療法や手術療法など様々な看護を行っています。長期間の入院が必要な患児には、学習面での支援を行っています。必要時、小学部・中学部の院内学級に転校し、学習環境を整えます。
また、退院前には学校の教員を交えたカンファレンスを行い、スムーズに元の生活に戻れるように支援しています。手術を受ける患児には術前にプレパレーションを行い、発達段階に合わせ、患児が主体的に手術に取り組めるよう、心理的準備への援助に努めています。
また、子どもの入院生活の中では、保護者がショックを受け、痛みを伴う治療を自身の痛みと感じることも少なくありません。そのような保護者の心と体調を気遣い、サポートしていくことも重要と捉え、看護を提供しています。
部署での教育体制・サポート
新人と実地指導者、教育指導者を加えたグループを編成し、フォローしています。主に1年目から3年目までのスタッフを対象に、年間計画を作成し指導しています。グループ会では個人目標を確認し、教育指導者を中心に個々の成長に合わせたサポートをしています。
チーム医療
小児合同カンファレンス
医師・看護師・臨床心理士・医療保育士・MSW・患者支援センタースタッフと患者の情報共有と治療における問題点、部署問題について話し合っています。退院支援カンファレンス
患者支援センタースタッフと在宅医療に向け、問題点や課題について話し合っています。摂食障害カンファレンス
医師と患者の状態を確認し、治療方針や退院までの目標設定について話し合っています。※小児科では院内学級の教員とも定期的にカンファレンスを行い、患児の情報交換や教育面でのかかわりについて検討しています。
メッセージ
当部署では季節のイベント(七夕、ハロウィン、クリスマス、節分など)を行っています。イベントでは職種を問わず、医師や看護師、医療保育士、薬剤師等が参加し、子どもの笑顔を目標に部署一丸となって取り組んでいます。イベントでは患児だけでなく、保護者やスタッフも盛り上がれる!チーム力抜群の病棟です。