8階南病棟 食道胃腸外科、肝胆膵外科、消化器内科
病床数
食道胃腸外科36床看護体制
7対1主な疾患
- 食道胃腸外科:食道癌、胃癌、大腸癌、胃粘膜下腫瘍、イレウス
- 肝胆膵外科:肝細胞癌、膵臓癌、肝内胆管癌、胆管炎
- 消化器内科:食道癌、胃癌、大腸癌、食道アカラシア
治療と検査、処置
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食道胃腸外科:胸腔鏡下食道亜全摘手術、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術、人工肛門造設、化学療法、放射線療法など
- 肝胆膵外科:腹腔鏡下肝部分切除術、開腹肝切除術、膵体尾部切除術、ERCPなど
- 消化器内科:内視鏡治療(ESD、EMR、POEM、EUS-FNA、ERCPなど)
看護の特徴
主に消化器疾患の手術や内視鏡治療、放射線化学療法の患者が入院されます。人工肛門造設や食生活の変化など、手術による変化を受け入れ、今後の人生を過ごしていくことができるよう支援することは当病棟の特徴です。周術期の看護だけでなく、退院後の生活に困らないよう、一人一人の生活背景や価値観に関心を寄せ、個別性を重視した専門性の高い看護を提供しています。
人工肛門造設は年間約100例あり、患者に応じた適切な装具の選択、装具交換方法の指導を行っています。食道癌術後は腸瘻管理が必要なため、退院後の経管栄養管理に困らないよう指導しています。患者や家族だけでは管理に不安が強い場合は、訪問看護と退院前カンファレンスを開催する機会も多く、安心して退院できるよう支援しています。
チーム医療
人工肛門管理について皮膚排泄ケア認定看護師と綿密に連携しています。
リエゾンチームや緩和ケアチーム、排尿ケアチームなどの専門チームや、医師だけでなく管理栄養士、薬剤師、専門・認定看護師、MSW、臨床工学技士など、患者の状況に応じて適切な職種と連携し、チーム医療を実践しています。
部署での教育体制・サポート
グループでの教育体制をとっており、1~3年目看護師や部署異動者のサポートを行っています。
急変時対応や倫理的な看護実践能力の向上にも力を入れています。部署内でもBLSや挿管介助の研修を行うだけでなく、急変事例は全事例を振り返り、次の看護実践へつなげています。また他職種とともに倫理カンファレンスを開催し、患者の意思決定を支援する擁護者としての役割を果たせるよう努めています。
メッセージ
手術を受けた患者の回復過程を間近で支えることができ、大きなやりがいを感じています。経験年数に関わらず意見を出し合うことのできる環境で、チームの一員として安心して看護に取り組むことができます。(2年目看護師)