9階北病棟 脳神経外科、脳神経内科、麻酔科、総合内科

病床数

53床(脳神経外科30床 脳神経内科床12床 消化器内科床6床 麻酔科2床 整形外科3床)
 

看護体制

7対1
 

主な疾患

  • 脳神経外科:脳腫瘍、脳出血、脳梗塞
  • 脳神経内科:脳出血、脳梗塞、神経難病
  • 麻酔科:難治性疼痛
  • 総合内科:敗血症、意識障害など
 年齢・・・若年層から高齢層まで幅広い
 

治療と検査、処置

  • 脳神経外科:腫瘍摘出術、光線力学療法、化学療法、放射線療法
  • 脳神経内科:急性期脳梗塞治療
  • 麻酔科:神経ブロック、硬膜外カテーテルによるペインコントロール
 

看護の特徴

 脳神経外科、脳神経内科を中心としたの混合病棟であり、急性期から慢性期まで様々な疾患に対する知識や看護技術が幅広く求められます。
特に、脳腫瘍や脳血管疾患の患者さんが多く、何らかの障害を持ちながらもその人らしく生活ができるよう、日常生活援助を通して生活の再構築に向けたケアをおこなっています。当部署は、「その人らしさを支える看護」をスローガンに、患者さんの意思を確認し、患者さんや家族の思いに沿ったケアを大切にしています。

また、医師、看護師、栄養士、薬剤師をはじめ、理学療法士や作業療法士や言語聴覚士といったセラピスト、多くの専門看護師や認定看護師らと多職種連携を強化し、退院後を見据えた早期からの意思決定支援や退院支援に力を入れています。
 

部署での教育体制・サポート

スタッフ全員をグループ分けにした教育体制を組んでいます。 グループには新人看護師1名に対し実地指導者を1名教育担当として配置し、経験年数別による各層からスタッフがグループ構成員となり、共にサポートしていきます。
お互いに相談しながら目標を立てたり、悩み事を解決したり、その人に合った成長を支えています。より良い教育を模索するため、実地指導者に対しては、教育実践の振り返りを行い、教育力の向上に努めています。
急変対応能力向上に向けた部署内学習会や、医師や看護師による疾患・治療・看護といった学習会も開催しています。

また、部署に脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、が所属しており、日々の実践の中でスペシャリストと関わる機会も多く、より高い水準の看護実践能力の獲得が期待できます。
 

チーム医療

患者さんを主体とした意思決定を支援するプロセスであるACP(アドバンスド・ケア・プランニング)の推進に力を入れています。ACPには患者さんの気持ちや思いに多職種で寄り添うことが重要です。
そのためには多くの医療従事者の共通理解や連携が必要となるため、定期的に多職種カンファレンスを開催し話し合っています。医療チーム全体で同じ目標をもち、患者さんの意思を尊重した支援ができるように協働しています。
中でも看護師は、24時間、患者さんの側にいる医療従事者として、患者・家族のニーズを把握しより良いケアを提供するため、医療従事者との「架け橋」となる重要な役割を果たしています。
 

メッセージ

患者さんのために自分たちは何ができるのか、多職種でカンファレンスを重ねながら日々ケアをおこなっています。
障害された機能を他者が補うだけでなく、残された機能で患者さん自身がその人らしく暮らしていくにはどうしたらいいのか、一緒に考え、看護の楽しさを共有できる仲間が増えたら嬉しいです。