10階南病棟 肝胆膵外科、歯科口腔外科、放射線腫瘍科

病床数

 51床
 

看護体制

7対1
 

主な疾患

  • 肝胆膵外科:肝細胞がん、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がん、膵炎、生体肝移植(原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、劇症肝炎)、脳死肝移植、脳死肝腎同時移植、脳死膵腎同時移植
  • 歯科口腔外科:舌がん、口腔底がん、上顎・下顎腫瘍、頬粘膜腫瘍、嚢胞、顎変形症、上・下顎骨折、う歯
年齢層は高齢者が多い
 

治療と検査、処置

  • 肝胆膵外科:開腹肝切除術、腹腔鏡下肝部分切除術、膵頭十二指腸切除術、膵体尾部切除術、生体肝移植、脳死肝移植、スペーサー留置術、PIHP、ERCP、EUS、肝生検、TACEなど
  • 歯科口腔外科:舌悪性腫瘍摘出術、顎悪性腫瘍摘出術、顎骨腫瘍摘出術、水平埋没状智歯抜歯術など
 

看護の特徴

肝胆膵外科、歯科口腔外科の混合病棟として、主に悪性腫瘍に対する周手術期の患者の看護を実践しています。
肝胆膵外科の手術では、クリニカルパスを活用し、事前に治療計画を具体的に患者へ説明することで、不安の軽減に努め、スムーズな退院支援につなげられるように取り組んでいます。

がん患者・高齢の患者が多く、入院時から退院後の生活をとらえ、早期から退院支援に向けて介入を開始できるように多職種(緩和ケアチームや患者支援センター、理学療法士や栄養士、薬剤師など)と連携しながら、患者が安心して生活ができるようにサポートしています。

歯科口腔外科では、手術や疾患の特徴から嚥下機能が低下する患者が多いため、摂食・嚥下障害認定看護師と連携しながら、日常生活の楽しみである「食べる」ための機能回復に向けた援助を実践しています。
 

部署での教育体制・サポート

部署での教育体制はグループ体制をとっており、新人看護師を実地指導者だけでサポートするのではなく、グループ全体でサポートしています。また、グループだけでなく、部署全体でサポート出来る体制もとっています。
グループ内では、2、3年目看護師に対してもサポート役の先輩看護師を配置することで、継続して成長出来るよう支援しています。

またポジティブフィードバックを個人に返す機会を設ける、優れた看護実践についてスタッフ間で共有するなど、皆が自己達成感を感じながら仕事ができるよう取り組んでいます。
 

チーム医療

退院支援カンファレンス

患者支援センタースタッフ、医師と共にカンファレンスを行い、早期から退院に向けてサポート出来るよう話し合っています。
 

摂食・嚥下カンファレンス

摂食・嚥下障害認定看護師、医師と共にカンファレンスを行い、嚥下に関する現状の問題や今後の課題、訓練内容の共有を行っています。
 

倫理カンファレンス

看護実践の場において、スタッフが感じた倫理的問題についてCNSと共に話し合っています。
 

栄養カンファレンス

栄養士、言語聴覚士、医師と共にカンファレンスを行い、低栄養患者の栄養管理を行っています。
 

薬剤カンファレンス

病棟薬剤師と共に、薬剤管理に関することを話し合い、共有しています。
 

移植カンファレンス

医師、栄養士、理学療法士、臨床心理士とともにカンファレンスを行い、退院後の生活を見据えた患者への関わりについて話し合い、共有しています。
 
患者・家族の不安、心配ごとなどは、先を見越して診療科医師や専門チームと共に共有し介入しています。
 

メッセージ

部署ではスタッフが計画的に学会や研修に参加することが出来るように、スタッフ共有の年間スケジュール表で休み希望を管理し、スタッフの自己啓発を促進しています。

なにより、笑顔で患者と接するためにも私たち医療者が仕事もプライベートも楽しく!!
多職種が連携して楽しく働くことができる病棟です。