information一般の方へ
看護部長からのごあいさつ
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当院の基本理念は、「患者中心の医療の実践」です。
看護職は、妊娠・出産から高齢者まであらゆる世代の患者さんに高度な医療が安心・安全に実施できるよう24時間365日途切れることなく、看護実践を行っています。「患者中心の医療の実践」のためには、同じ治療、同じ診療を受けていても生活背景、家族背景や価値観が十人十色であることを踏まえた看護実践が重要です。私たち看護職は、入院期間のみならず、退院後の療養生活を支える地域医療、外来へと「つなぐ~つながる~つなげる」ことができるように、
①多職種チームのつながり
②地域医療や地域とのつながり
③次世代へのつながり
をさらに推進し、患者さんの療養生活がその人らしくできるよう取り組んでまいります。
看護部長兼副病院長板東 由美
看護部のさまざまな活動
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●DMAT(災害派遣医療チーム)
災害派遣医療チームは、医師、看護師、業務調整員で構成されています。医師は災害現場での治療、看護師は医師のサポートや調整係、被災者のメンタル面のケア、業務調整員は情報収集と整理などを行い活動します。メンバーの看護師は院内の災害研修を実施して、災害に対する意識を高める啓発活動にも取り組み、災害時に速やかに出動できるよう、器材の準備や点検などを行っています。
「医療支援の大切さに気付いた」
災害時の活動以外にも「日本DMAT隊員養成研修」に講師として参加して人材育成に携わりながら、最新の災害医療活動について学んでいます。そしてチームの看護師のリーダーとして活動報告をする他、県内の災害訓練への参加の呼びかけなどを行っています。さらにチーム活動を院内の看護師に発信して、災害医療活動に関心を持ってもらえるようはたらきかけています。東日本大震災での活動を通して、外傷の治療だけでなく被災者のスムーズな搬送など活動内容を広げる必要があることを実感し、被災者が何を望んでいるのかを把握して医療支援を行う大切さを学びました。この経験を今後の活動に活かしていきたいと考えています。
救急看護認定看護師吉次育子
- ●神戸マラソンの救護班2011年より開催されている神戸マラソンに救護スタッフとして当院から多数の看護師が参加しています。
参加したスタッフの声
神戸マラソンの救護スタッフとして参加してきました。
医師、看護師、トレーナー、ボランティア、通訳、消防隊員、市職員の方などのスタッフで構成された救護所では、主に脱水や下肢の痙攣、低体温といった症状の方を対応しました。中には医療機関での対応が必要な方もいたため、病院搬送の付き添いも行いました。
ランナーの方たちが安心かつ安全に完走することができるよう、スタッフ一丸となってサポートを行いました。日頃の看護が病院外の場所でも様々な場面において発揮できた、とても達成感のある経験となりました。
第8回神戸マラソン 救護班参加看護師A・Y