検査部 検査の手引き
検査部 検査の手引き
業務時間及びアクセス
検査部フロアマップ
検査部の業務時間:検体検査部門
院内検査 | 受付時間:平日 8:30~16:00 ※24時間検査項目(土日祝含む)、提出時間に制限のある項目は下記参照。 |
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外部委託検査 | 受付時間:平日 8:30~16:00 ※集荷の都合上、15時以降に提出された保存可能な検体は、翌日集荷になる場合があります。 ※保存不可能な検体(染色体検査、遺伝子検査、CMV抗原(C7-HRP)、CMVpp65抗原 等)は、15時までの提出をお願いします。遅くなる場合は出来る限り対応しますので必ずお電話ください(内線:6324)。 |
24時間検査可能項目
提出時間に制限のある項目
骨髄検査 NAP染色 血餅収縮能 血小板凝集能 vWD血小板凝集能 第Ⅶ因子 第Ⅷ因子 第Ⅸ因子 |
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検査部の業務時間:臨床生理検査部門
受入・予約時間はすべて「8:30~17:15」です。臨床生理検査部門の提供する検査
臨床生理検査の各検査詳細.pdf検査オーダーについて
電子カルテからのオーダー方法
オーダリングの手順、記入要項等の注意事項です。
検体オーダマニュアル.pdf
細菌オーダマニュアル.pdf
生理オーダマニュアル.pdf
※呼吸機能検査等判断料は月1回のみ算定の為、呼吸機能と呼気NO測定は、できるだけ別月に実施をお願いいたします。
※保険点数算定の為、検査はできるだけ外来にて実施して下さい。
電話連絡、予約等が必要となる検査
中央採血室(内線:6322)
※外来患者さんのみとなります。
- 75gOGTT
血液検査室(内線:6325)
- 骨髄検査
- 凝固因子
- NAP(好中球アルカリフォスファターゼ染色)
- 血小板凝集能
- 血餅収縮能
- 血液像マラリア原虫
微生物検査室(内線:6327)
- ノロウイルス
※まずは感染制御部(内線:5531)に連絡の上ご依頼下さい。 - 抗酸菌(血液培養)
※粟粒結核疑い時に培養可能です。
外部委託検査室(内線:6324)
- HTT遺伝子 CAG反復配列解析 (※必ず前日までに連絡して下さい)
- ダイレクトクロスマッチ (※3日前までにレシピエント・ドナーの関係性を確認します。)
手書き伝票対応となる検査
外部委託検査(内線:6324)契約済みの保険[承認]外注検査は、オーダーまたは「保険承認外部委託検査依頼書」対応となります。
保険[未承認]外注検査は、「外部委託検査(保険未承認)依頼書」対応となります。
容器に、患者IDおよび氏名を記入してください。
採取後の検体と一緒に以下の伝票を外注受付までご提出ください。
依頼書のダウンロードはこちら(KOSMIC→検査部→マニュアル→依頼書類はこちら)
針刺し事故時
詳しくは、感染制御部WEBの院内感染対策マニュアル、または医療スタッフポケットマニュアルをご参照ください。
神戸大学医学部附属病院 感染制御部WEB
患者同意書の必要な検査
※患者同意書の管理は検査部では行っておりません。遺伝子検査
同意書は必要ありませんが、患者から同意を得た旨をカルテに記載する必要があります
内線:6316 | 色素性乾皮症遺伝子検査 脊髄性筋萎縮症遺伝子解析 |
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外部委託検査
内線:6324 | 全ての遺伝学的検査 |
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臨床生理検査
PHS:71155 | 経食道心エコー検査 |
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内線:6330 | AABR 6分間歩行試験 運動負荷心電図 神経伝導速度 筋電図 |
追加検査
すでに提出した検体で測定可能な項目については追加検査依頼が可能です。追加検査をオーダ入力したのち各検査室に電話連絡し、追加検査が可能か確認してください。検体が残っていない場合や採取から長時間たっている場合など、検査ができないことがあります。病棟発行
早朝採血に限り、前日(平日)の15:00までにオーダすると、中央採血室でラベルを貼った採血管を用意します(16:00以降メッセンジャーが各病棟に配布)。それ以外は、各病棟でラベルを発行し貼付してください。システム障害時の依頼方法
病院情報管理システム(HIS)に何らかのトラブルがあり、コンピュータ入力ができない場合、院内放送でお知らせします。長時間復旧できない場合、検査オーダは伝票での対応となります。各種検査依頼票の必要箇所を記入し、検体と一緒に提出して下さい。検体の容器にも患者さんの名前とID番号を書いて下さい。依頼書のダウンロードはこちら(KOSMIC→検査部→マニュアル→依頼書類はこちら)
検査部でもお渡しいたします。
検査結果はシステム障害中は検査結果画面に表示されません。システム復旧次第、結果を参照できます。必要な場合のみ報告書で返却しますので、検査依頼時に申し出て下さい。
サンプル採取について
サンプル採取時の身元確認方法
検体検査部門外来 | ICチップ内蔵ラベルの貼られた採血管を用い、RFIDリーダーで患者さんの持参した採血整理券と照合します。 また、患者さんが入室した際には、口頭でフルネームと生年月日を確認します。 採血整理券を紛失された場合や、ICチップ内蔵ラベルでない場合などは、診察券をご提示していただき、確認をします。 |
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入院 | iPodにて患者さんのリストバンドと検体を照合し、患者さんにフルネームを名乗っていただき、確認をします。 |
採血者、採取日時の記録について
採血実施情報として、採血者と採取日時を記録・管理しています。
臨床生理検査部門
外来 | 患者さん自身にフルネームと生年月日を名乗っていただき、指差し呼称で確認します。 |
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入院 | 患者さん自身にフルネームと生年月日を名乗っていただき、指差し呼称で確認します。また、リストバンドでも確認をします。 |
検査前要求事項を患者さんが満たしているかの検証
検査部検体検査部門
サンプル採取前に絶食状態、薬物療法の情報、規定採取時間などの検査前準備ができているか確認します。
臨床生理検査部門
◆検査前指示
安静心電図 | 乳幼児は就眠時に記録できるよう配慮して下さい。 VAC療法等で胸部の広範囲に被覆材を貼られている場合は治療終了後にオーダ下さい。 |
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ホルター心電図 | ホルター装着中はMRI等の検査が実施できない場合がありますのでご注意下さい。 |
ABI/CAVI | シャント等、血圧測定できない肢がある場合は、生理オーダのコメントに記載してください。 |
自動聴性誘発反応(AABR) | 検査予約時間に睡眠状態になるように、ミルクなどの調整をお願いします。 |
聴性誘発反応 聴性定常反応 |
乳幼児で睡眠させる必要がある場合は、検査予約時間に睡眠状態になるように、事前に睡眠導入剤等の薬物投与をお願いします。 |
脳波検査 | 乳幼児および転落リスクの高い患者さんに関しては、原則付き添い者に入室していただきます。 |
腹部エコー | 朝食欠食 ※遅食の場合もあり 詳細は検査当日の食事オーダで確認してください 下腹部検査希望の場合は検査直前の排尿を控えるよう指示して下さい。 |
サンプル採取方法
採血手順.pdf 採尿・蓄尿手順.pdf 採便方法.pdf 微生物検査採取方法.pdf 癌胎児性フィブロネクチン.pdf
尿素呼気試験の呼気採取法.pdf
採取容器一覧
ラベリングについて

オーダを中止したラベル、検査済みのオーダから再発行したラベル、翌日など未来日のラベルは使用しないで下さい。

バーコードがかすれている。バーコードの位置が低すぎる。バーコードが斜めに貼られている。二枚貼り。
これらに該当する検体を提出する場合は、担当者(検体当直PHS:75023もしくは輸血・細胞治療部内線6460当直PHS:75105)をお呼び下さい。
採血管ラベル


検査室コード一覧
検査室コード一覧.pdf
サンプル採取後の廃棄方法
感染制御部WEBの院内感染対策マニュアルをご参照ください。
神戸大学医学部附属病院 感染制御部WEB
検体の提出について
検体提出方法
検査部検体検査部門
◆外来
搬送・ 保存方法 |
小児科、救急部以外の各科診療科で採血する場合は、検査部検査受付⑫でラベル発行した容器を受け取ってください。採取した検体は、検体受付に提出して下さい。 |
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場所 | 容器受取りは 検査部検査受付⑫ |
注意事項 |
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◆入院
(随時緊急用搬送容器による搬送)
搬送・ 保存方法 |
早朝病棟検体回収後は、看護補助者が午前8時、9時、10時、11時、12時、午後1時半、3時半および4時半に搬送しています。それ以外は検体受付に直接提出して下さい。24時間検体受付(窓口)の搬送ラインにも投入できます。(投入方法、投入可能な採血管は次の頁を参照して下さい。それ以外の検体は受付担当者(夜間・土日祝日は内線:75023)に連絡して下さい。) |
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場所 | 検査部24時間検体受付窓口 |
注意事項 |
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◆入院
早朝病棟検体の回収(土日祝日を除く平日朝のみ実施)
搬送・ 保存方法 |
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場所 |
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血液ガス、アンモニア(氷づけ)、クリオグロブリン(37℃湯)、髄液細胞数、血液培養ボトル、病理部、輸血部(緊急分)の検体は回収しません。
氷漬検体はラベルが濡れないように袋に入れ、回収専用箱手前の容器を使用してください(早朝回収以外では使用しないで下さい)。 検体採取ラベルに「放置不可」「即提出」と記載されているものはそれに従い、回収専用箱には入れず、直接検査部へ提出して下さい。 ![]() |
24 時間検体受付(窓口)での提出

画面の指示に従って、ラベル位置を確認し、右から順に検体をホルダーの底に当たるまで差し込み、検体が進むのを確認して下さい。
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平日8:30~16:30 検体受付担当職員にお声かけ下さい。
平日16:30~8:30/土日祝日 検査担当者(PHS:75023)をお呼び下さい。また、輸血検体は輸血担当者(PHS:75105)をお呼び下さい。
検体提出の注意事項
オーダラベルに記載されている容器を使用し、必要量を採取して下さい。
採血後は直ちに転倒混和して下さい(特に抗凝固剤の入った採血管)。
検査部への検体提出は、原則、採取後速やかに行ってください。
生化学検査、免疫検査、外注委託検査
氷づけ検体:アンモニア | 放置不可、氷に漬けて、即提出して下さい。 |
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氷づけ検体:BNP、ACTH等 | 採血後、氷に漬けて、速やかに提出して下さい。 |
クリオグロブリン | 放置不可、37℃の湯につけ、即提出して下さい。 |
血液ガス | 放置不可、採血後、即提出して下さい。室温で搬送して下さい(氷づけではありません)。 また、針をつけたまま提出しないで下さい。 |
血沈 | 採血量による希釈の割合が検査値に影響を及ぼしますので、採血量を厳守し、採血後は十分転倒混和して下さい。 |
血液学検査
凝固系検査 | 採取後、速やかに提出して下さい。採取量厳守。凝固・フィブリン析出検体は検査不可。 |
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骨髄検査(電話予約 内線:6325) | 電子カルテ 骨髄像検査申込書に検査目的・臨床診断等を記載。 採取前に検体容器を血液検査室にて受け取り、採取後速やかに提出して下さい。 検査の都合上、14:00までに提出して下さい。 |
BALサブセット | 検体採取後、速やかに提出して下さい。長時間放置(細胞が壊れた検体)されたものは検査できないことがあります。 |
凝固因子(電話予約 内線:6325) ※早朝採血不可 |
採取後速やかに提出して下さい。採取量厳守。凝固・フィブリン析出検体は検査不可。 |
NAP(好中球アルカリフォスファターゼ染色) (電話予約 内線:6325) ※早朝採血不可 |
検体採取後ただちに提出して下さい。(検体採取後30分以内に塗抹固定しないと活性が低下。)凝固検体は検査不可。 |
血小板凝集能 (電話予約 内線:6325) ※早朝採血不可 |
血小板凝集能は食事の影響を受ける(凝集が亢進する)ので、空腹時の採血をお願いします。
採血時の注意事項
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血餅収縮能 (電話予約 内線:6325) ※早朝採血不可 |
検体採取前に検体容器を血液検査室にて受け取り、採取後速やかに提出して下さい。 |
遺伝子検査
HBV-DNA定量・HCV-RNA定量 | ゴム蓋開栓禁止。なるべく真空採血でお願いします。免疫・生化学検査残血清での追加検査不可。 |
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新型コロナウイルス | 専用綿棒と専用輸送培地を使用。採取後ただちに提出してください。 |
マルク遺伝子容器検体 | 容器内の保存液が十分に融解したことを確認のうえ、無菌的に採取し、よく混和してください。著しい凝固検体は検査不可。 |
微生物検査
- 検査材料は全て無菌的な処置の元に採取し、採取後は直ちに提出して下さい。
- 培養検体の受け取りは24時間可能です。
- 採取後2時間経過した血液培養ボトルは受付できません。
- 糞便材料は、細菌性下痢症、薬物による下痢症及び食中毒を疑う微生物以外の検索は行いません。
- 舌苔、鱗屑、爪、毛髪は真菌検査のみ行います。
- その他の材料の場合、必ず採取部位をコメント入力またはバーコードラベルに記載して下さい。
- インフルエンザウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、水痘・帯状ウイルス(VZV)、A群溶連菌、新型コロナウイルス抗原の迅速検査はそれぞれ専用綿棒を用いて下さい。また、1検体が1項目に対応していますので複数検査する際は別途採取して下さい。
- レジオネラ、百日咳菌等、特殊な菌を疑う場合は検体提出時に微生物検査室(内線:6327)までご連絡下さい。
検体搬送方法
検体搬送時は、飛散・紛失防止のため指定容器・袋に入れてください。
また、搬送中は(検体に印字された)個人情報に注意して、搬送してください。
◆搬送容器
サンプルの受入不可基準
検体検査部門
- 検体が、一定時間*を超えて提出された場合。
※検査項目にもよるため、詳しくは検査部にお問い合わせください。 - 「検査項目レファレンス」に規定した条件(直ちに、氷づけ、37℃、遮光など)で検体が搬送されていない。
- 「検査項目レファレンス」に規定した採取容器以外が用いられている。
- 「検査項目レファレンス」に規定した種類以外の検体が提出されている。
- 検査オーダバーコードラベルが貼付されておらず、検体の識別がされていない。
- 貼付されている検査オーダバーコードラベルの情報がない。
- 貼付されている検査オーダバーコードラベルが未来日である。
- 規定量が入っていない。
特に注意すべき採取量
a) 黒凝固検体・・・規定量であること。
b) 血沈検体・・・採血量が2本の白線内であること。 - 抗凝固剤入り採取容器で採取した検体が、凝固している。
臨床生理検査部門
以下の場合は検査不能になることがあります。
- 検査拒否した場合。
- 理解不足(意思疎通困難)な場合。
- 安静困難な場合。
- 入眠不良な場合
- 感染症のリスクがある場合。
- 患者もしくは検者の安全が確保できないと判断した場合。
※ただし、検査項目にもよるため、詳しくは生理機能検査室(内線:6330)へお問い合わせください。