第71回 腎臓内科

2024.01|診療科

Interviewee 藤井 秀毅 神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科学 診療科長補佐/准教授

 

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職歴

1998 年        神戸大学医学部卒業 
                      神戸大学第二内科入局
                      神戸大学医学部附属病院 研修医
1999 年        住友病院 研修医
2001 年        国立循環器病センター レジデント
2004 年        神戸大学医学部附属病院 医員
                      神戸大学大学院医学研究科入学
2008 年        神戸大学医学部附属病院 腎臓内科 特定助教
                      神戸大学大学院医学研究科卒業(博士号取得) 
2009 年        神戸大学医学部附属病院 腎臓内科 診療科長補佐 
2011 年        神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科学 助教 
2015 年        神戸大学医学部附属病院 腎臓内科 講師
2022 年        神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科学 准教授

Interviewer 坂口 岳彦 神戸大学医学部附属病院腎臓内科 内科専攻医

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職歴

2021年        宮崎大学医学部卒
宮崎県立日南病院 初期研修医
2023年        北播磨総合医療センター 内科専攻医
2024年        神戸大学医学部附属病院腎臓内科 内科専攻医

代替文字
坂口先生
神戸大学の腎臓内科ってどんな医局ですか?
 
代替文字
藤井先生
大学に所属する医局員は15名程度です。また兵庫県下の主要な病院の多くが関連施設となっており、そこに35名程度の医局員が所属しています。腎臓病は、全ての内科学部門の疾患と関連性があります。内科を総合的に勉強できる科と自負しています。また、腎移植症例を経験できる施設は全国で限られていますが、当科では多くの腎移植症例を経験できます。腎病理専門医の先生とも連携しており、腎臓病理学についても深く学ぶことができます。院内で透析患者の管理なども行っており、血液透析・腹膜透析なども勉強できます。
 
 
代替文字
坂口先生
神戸大学の腎臓内科ではどんな症例を経験することができますか?

 
 
代替文字
藤井先生
担当する腎疾患は、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病、遺伝性腎疾患、透析・腎移植医療などです。腎疾患は、循環器疾患、膠原病、感染症、悪性腫瘍、血液疾患、神経疾患など様々な内科分野の疾患から二次的にも発症します。内科的なセンスを磨きながら、幅広く内科疾患を見ています。また、腎臓病により、電解質異常、酸塩基平衡異常がおきますし、腎臓病は心血管疾患、内分泌疾患とも深く関わっております。この辺りの診断と治療も腎臓内科が得意とするところです。

 
 
代替文字
坂口先生
神戸大学の腎臓内科ではどんな研修ができますか?
 
代替文字
藤井先生
当科ではグループ制で診療を行っています。一般病院と違って、1人あたり受け持つ症例数はそれほど多くないと思いますが、詳細な病歴聴取や身体診察、そして病態への考察を行うことをモットーとしておりますので、高い診断・治療能力を養うことができると考えます。腎生検、内シャント手術、腹膜透析カテーテル挿入術、血漿交換をはじめとした特殊な血液浄化療法などの専門的な技術に関しても勉強できます。
 
 
代替文字
坂口先生
最後にメッセージを。
代替文字
藤井先生
初期研修医時代は、医師としての基本的精神と技術そしてマナーを身につける最も大事な時期です。繰り返しになりますが、腎臓内科の対応している病態は、様々な臓器疾患と関連した複雑な病態が多く、幅広い内科知識を学ぶにはうってつけの診療科です。当科には指導熱心な先輩医師がたくさんいます。良き医師を目指すなら、是非一度腎臓内科の門を叩いてください。
  

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