Interviewee 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 特定助教 山田 啓貴
職歴
2010年4月~ 赤穂市民病院 初期研修医
2011年4月~ 神戸大学医学部附属病院 初期研修医
2012年4月~ 倉敷中央病院 内分泌代謝・リウマチ内科 シニアレジデント
2015年4月~ 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 医員
2020年11月~ 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 助教
2024年4月~ 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 特定助教
学歴
2010年3月 和歌山県立医科大学 卒業
2022年3月 神戸大学大学院医学研究科医科学専攻 卒業
所属学会、認定医、指導医等
日本内科学会 総合内科専門医、指導医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医、指導医
Interviewer 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 専攻医 安井 進太朗
職歴
2021年4月~ 神戸赤十字病院 初期研修医
2022年4月~ 神戸大学医学部附属病院 初期研修医
2023年4月~ 神鋼記念病院 専攻医
2024年4月~ 神戸大学医学部附属病院 専攻医
学歴
2021年3月 高知大学医学部医学科 卒業
所属学会
日本内科学会
日本リウマチ学会

カンファレンスや指導体制について教えてください。

当科では、診療や研究の質を高めるために、さまざまなカンファレンスや指導体制を整えています。定期的なカンファレンスとして、入院患者さんに対する治療方針を話し合う『診療カンファレンス』(週1回)、研究進捗を共有し議論する『臨床研究カンファレンス』(月1回)と『基礎研究カンファレンス』(月1回)があります。また、脳神経内科や腎臓内科の先生方と連携した『合同カンファレンス』も年1回ほどの頻度で行っており、科を超えた知見の交換や連携を深めています。
指導体制については、初期研修医には専攻医や専攻医修了者が直接指導を行い、専攻医や大学院生に対しては教員が主体となって丁寧にサポートしています。このように、多層的な指導体制を整え、各医師が着実に成長できる環境を提供しています。

医局の雰囲気について教えてください。

近年若手の先生が増えてきている現状もあってか、医局全体は明るく、気軽にコミュニケーションを取れるのが特徴です。活気があり、診療や研究においてもチームで協力し合いながら進められる環境だと思います。また、経験の浅い医師でも安心して働けるようなサポート体制を整えることを意識しており、分からないことを気軽に相談できるよう心がけております。

リウマチ科医になるにあたって研修医や専攻医の間に身に着けておくべきことは何ですか。

膠原病リウマチ診療では、膠原病領域のみならず幅広い他の専門領域の知識が必要となります。そのため初期研修中はすべての瞬間で将来当科での診療に役立つと感じております。なかでも丁寧に、繰り返し、問診、診察を行うことが重要となります。また、膠原病に罹患した患者さんは長期的な診療を要することが多く、患者さんや家族との信頼関係を築くコミュニケーション能力を身に着けることが肝要です。研修中からの意識として、指導医となる諸先生方のインフォームドコンセントや日々の患者さんとのかかわり方を学ぶとよいと思います。