第80回 放射線腫瘍科

 

Interviewee 妹尾 悟史 神戸大学医学部附属病院 放射線腫瘍科 助教

 

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職歴

2012年    神戸大学医学部医学科 卒業
2012年 高槻病院 初期研修
2014年 神戸大学 放射線科 専攻医
2015年 大阪警察病院 放射線科 専攻医
2017年    神戸大学 放射線腫瘍科 医員
2023年 神戸大学 放射線腫瘍科 助教

Interviewer 高林 畑銘  神戸大学医学部付属病院 放射線腫瘍科 医員

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職歴

2019年    鳥取大学医学部医学科 卒業
2019年 市立加西病院 初期研修
2021年 神戸大学 放射線腫瘍科 専攻医
2022年 兵庫県立がんセンター 放射線治療科 専攻医
2024年    神戸大学 放射線腫瘍科 医員
 

代替文字
高林先生
先生、神戸大学放射線腫瘍科の特徴ってどんなところにあるのでしょうか?
 
 
代替文字
妹尾先生
一番大きな特徴は、最先端の放射線治療を幅広く経験できる点だね。神戸大学は2014年に日本でいち早くMRIガイド下小線源治療を導入していて、その臨床研究をリードしてきた実績がある。また、兵庫県立粒子線医療センターとも密接に連携していて、X線治療から粒子線治療まで一貫して学べる環境が整っているんだ。
 
代替文字
高林先生
なるほど。実際の研修では、どんなことを学べるのでしょうか?
 
代替文字
妹尾先生
治療計画の現場を見ればわかると思うけど、1mm単位で線量を調整しながら腫瘍に根治線量を届けつつ、正常組織を守る。まさに精密医療そのものだよ。しかも、そのプロセスには医師だけでなく、医学物理士、診療放射線技師、看護師など多職種が関わっている。専攻医もそのチームの一員として参加するから、自然とチーム医療の本質を体験できる。
 
代替文字
高林先生
研究にも力を入れていると聞きました。専攻医でも関われるのでしょうか?
 
 
代替文字
妹尾先生
もちろん。神戸大学は臨床研究が非常に活発で、専攻医の段階から参加できる。たとえばオーストラリアや中国の研究機関との共同研究、国際学会での発表など、世界とつながるチャンスも多い。自分の臨床経験を研究として発信できるのは、学ぶモチベーションになると思うよ。
 
代替文字
高林先生
専攻医として過ごす中で、一番印象に残る瞬間は何ですか?
 
代替文字
妹尾先生
やっぱり患者さんから「ここで治療を受けられて良かった」と言ってもらえるときかな。放射線治療は機械的に見えるかもしれないけれど、実際は患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療なんだ。その責任の大きさと、やりがいを日々実感するよ。
 
 
代替文字
高林先生
神戸大学で学ぶ意義を、先生ご自身はどう感じていますか?
 
代替文字
妹尾先生
神戸大学で学ぶことは、単に技術や知識を身につけるだけではないと思う。「神戸大学の一員として世界のがん医療をリードする」という意識を自然に持てるんだ。伝統を受け継ぎつつ、新しい挑戦を続ける姿勢が神戸大学らしさであり、それが誇りにつながっている。
 
代替文字
高林先生
最後に、これから専攻医を目指す人へのメッセージをお願いします。
 
代替文字
妹尾先生
放射線治療は日進月歩で進化している分野だよ。神戸大学には、最前線を学べる環境と、切磋琢磨できる仲間がいる。ぜひ一緒に挑戦して、放射線腫瘍学の未来を切り拓いてほしい。
 
  

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