研究者の方へ
For Researcher
KOBE Univ. Hosp. CTRC for Researcher
研究の分類について詳細を示します
1:介入研究 2:侵襲を伴う研究 3:必ずしも倫理審査が必要ではないもの
研究目的で、人の健康に関する様々な事象に影響を与える要因(健康の保持増進につながる行動及び医療における傷病の予防、 診断又は治療のための投薬、検査等を含む。)の有無又は程度を制御する行為(通常の診療を超える医療行為であって、研究目的で実施するものを含む。)をいう。
研究目的で行われる、穿刺、切開、薬物投与、放射線照射、心的外傷に触れる質問等によって、研究対象者の身体又は精神に傷害又は負担が生じることをいう。
侵襲のうち、研究対象者の身体及び精神に生じる傷害及び負担が小さいもの。傷害及び負担の大きさは、研究対象者の年齢や状態も考慮して総合的に判断。
【軽微な侵襲の例】身体 | 穿刺、切開、薬物投与、放射線照射のうち、軽微な侵襲に含まれないもの【例:投薬、CT・PET検査、腰椎穿刺】 |
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精神 | 心的外傷に触れる質問(災害、事故、虐待、過去の重病や重症等の当人にとって思い起こしたくないつらい体験に関する質問) 研究目的で意図的に緊張、不安等を与えるもの |
身体 | ・一般健康診断において行われる程度の採血や胸部単純X線撮影
・造影剤を用いないMRI撮像(長時間の行動の制約を伴わない) ・上乗せの(少量の)穿刺・採血・組織切除 |
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精神 | 【心的外傷に触れる質問により】精神的苦痛が生じると考えられるが、回答の自由が十分に担保されているような質問紙調査 |
身体 | ・食品・栄養成分の摂取(食経験のあるもの)
・尿・便・喀痰、唾液・汗等の分泌物、抜け落ちた毛髪・体毛の採取 ・表面筋電図や心電図の測定、超音波画像の撮像(長時間のものを除く) ・短期間で回復するような運動負荷(文科省の新体力テストと同程度のもの) |
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精神 | 具体例無し【例:心的外傷に触れる質問を含まない質問紙調査】 |
・診療上の必要性があって実施される検査・投薬等は考慮しない(研究目的のもののみ)
・侵襲概念には「実際に生じるか不確定な危害の可能性(=リスク)」は含まれない
・研究対象者の年齢や状態等も考慮する(例:16歳未満の未成年者)
・【】内は作成者による補足
健康増進や治癒・QOLの向上に関する知見を得ることを目的としないもの(「文系」の研究含む)
他に法律がある研究(治験や再生医療など)
特定の試料・情報のみを用いる研究(いわゆる「一般試料」(市販の細胞等)など、「既に連結不可能匿名化された情報」)