6階北病棟 皮膚科、呼吸器内科、腫瘍・血液内科
部署紹介
皮膚科、呼吸器内科、腫瘍・血液内科
- 看護師数
- 31名(うち看護師長1名、副看護師長2名、育児時間勤務者2名)
- 主な疾患と年齢層
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皮膚科:皮膚がん、悪性黒色腫、水疱症、皮膚炎
呼吸器内科:肺がん、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患
腫瘍血液内科:喉頭がん、食道がんなどの固形がん
※年齢層は中高年以上に多い、アレルギーテストなどは若年層に多い
- 治療と検査、処置
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・ポリソムノグラフィー検査(睡眠時無呼吸症候群検査)
・気管支鏡検査、ブロンコサーモプラスティ
・CT下肺生検
・胸腔穿刺、胸腔ドレナージ、胸膜癒着術
・化学療法、放射線療法
・ステロイドパルス療法、免疫グロブリン療法
・光線力学療法(PDT)、紫外線療法(NB-UVB)
・VAC療法
・アレルギーテスト
・HOT導入
- 看護の特徴
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がん患者や慢性疾患の患者が多く、治療のために入退院を繰り返す患者も多いです。ステロイド治療や化学療法・放射線療法による身体的な症状緩和を行うとともに、精神的苦痛へのサポートにも努めています。患者・家族の意思決定支援にも力を入れ取り組んでいます。病状が進行していく中で治療方針を含め、患者が病気とどのように向き合っていくのか、予後をどのようにして過ごしたいのかなど、患者・家族を中心に、医師や看護師、緩和ケアチーム、リエゾンチーム、メディカルソーシャルワーカー、リハビリチームなど多職種で協働し支援しています。
また、入院時から退院後の生活を見据えた支援を行うために、外来部門や多職種と連携しながら、患者のQOLを維持向上させ、その人らしく生活を送ることが出来るようにサポートしています。
- 部署での教育体制・サポート
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新人看護師ひとりに対し実地指導者をひとり設定し、目標設定の進捗や技術や学習などの確認など、実践面のアドバイスを実施するとともに、気兼ねなく何でも相談できる先輩として、メンターの役割も果たしています。
実施指導者同士が話し合う機会を年に数回設けることで、新人看護師の情報共有だけでなく、実地指導者の指導方法の工夫や悩みなどを相談でき、モチベーションアップに繋がっています。
二・三年目看護師ひとりに対し、学習支援者をひとり設定し、年間目標、学習計画の立案と目標達成のための支援を行っています。
全スタッフを縦割りでグループ化し、三年目以下の看護師の支援について、実地指導者・学習支援者だけでなく、グループ全体で支援できるように取り組んでいます。
部署内勉強会として、二・三年目看護師を中心として、疾患別・症状別看護の勉強会を、部署特有の疾患に関して医師による勉強会を積極的に行っています。
- チーム医療
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・多職種カンファレンス(退院支援、栄養・褥瘡、内服薬管理など)
患者それぞれに対して、各専門分野のスタッフと意見交換し、その患者にとって何が最良のケアなのか、知識を共有し、看護の方向性について十分に検討します。
・デスカンファレンス(看護師、医師、専門看護師)
亡くなられた患者やその家族への関わりについてチームで振り返り、自身の看護を見つめなおしたり、新たな気付きを発見したり、看護に深みや拡がりをもたらす良い機会となっています。
・倫理カンファレンス(看護師、医師、専門看護師)
対応が難しい事例や、患者家族側と医療者側における見解の齟齬に対する事例など、日々の臨床でのもやもや感や患者や家族に関する倫理的問題などを解決に導くため、臨床倫理4分割法を参考に、問題の明確化や介入方法を皆で検討しています。
- メッセージ
- スタッフが意見しやすく風通しの良い病棟を目指しており、患者家族の思いや考えを代弁し尊重できる看護師の育成に努めています。手術や化学療法、放射線療法、症状緩和や看取りなど、幅広く看護を展開することができます。是非一度、病棟見学に来て下さい。スタッフ一同、楽しみにお待ちしています!