総合周産期母子医療センター(産科病棟・MFICU・産婦人科外来)
部署紹介
産科病棟、MFICU、産婦人科外来
- 看護師数
- 産科病棟・産科婦人科外来 30名
MFICU 10名
(うち看護師長1名、副看護師長2名、アドバンス助産師4名、不妊症認定看護師1名)
- 主な疾患と年齢層
- 主な疾患
妊娠高血圧症候群 糖尿病合併妊娠 精神疾患合併妊娠 多胎妊娠 切迫流早産 胎児異常 胎盤位置異常 産後出血など
年齢層20歳台~40歳台
- 治療と検査、処置
- ハイリスク妊産褥婦の管理、ハイリスク母体の分娩
不育症・習慣流産の治療と妊娠管理
母体・胎児救急、産後大出血、超緊急帝王切開術などの産科救急医療
羊水検査
- 看護の特徴
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・周産期医療の基幹病院として24時間体制で地域からの母体搬送を受け入れ、ハイリスク妊産褥婦への医療提供をおこなっています。
・ハイリスク妊娠管理においては、異常の早期発見と緊急時対応が求められるため、疾患の理解と医療・看護・助産の幅広い知識や技術が必要とされます。
・外来保健指導として、助産師によるマタニティ講座(集団講座)や助産外来での個別指導、退院後の母子を対象に母乳育児指導をおこなっています。
・母体と胎児へのシームレスな医療・看護提供を目的に、NICU・GCUと密に連携しています。母児双方の側面から情報交換し、母児の愛着形成の促進と退院後の生活を見据えた育児指導や地域連携をおこなっています。
- 部署での教育体制・サポート
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・新人教育では、個々の目標を部署全体で共有するとともに、目標達成にむけて実地指導者、教育指導者が中心となり指導・教育をおこなっています。
・分娩介助や母乳育児ケアなど、助産診断・技術を事例毎に振り返り、自己課題を明確にしています。
・ジェネラリストクリニカルラダーに加え、神大版助産師キャリアパス、NICU・GCUへのキャリアローテーション制度を活用し、各々が長期的な目標をもって成長できるよう教育支援をおこなっています。
・産科救急事案を想定したシミュレーション学習やCTG判読訓練を医師と合同でおこなっており、院外研修では、新生児蘇生法、周産期救急トレーニングコースなどに自主的に参加し、スキルアップに励んでいます。
- チーム医療
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・当院は超緊急帝王切開術を24時間実施可能であり、産科、手術部、NICU、救急部と定期的な合同チームトレーニングをおこない、連携強化しながらチーム医療を実践しています。
・精神疾患合併妊婦への支援のため、産科、精神科、小児科で合同カンファレンスを定期開催しています。また、特定妊婦に対して院内ソーシャルワーカーや地域保健師と連携し、妊娠期から育児を見据えた切れ目のない支援を目指しています。
・ペリネイタルロスを経験した患者に対し、精神看護専門看護師とともに継続支援をおこなっています。