第6回 膠原病リウマチ内科

Interviewee 明石 健吾 神戸大学医学部附属病院膠原病リウマチ内科 助教・病棟医長

学歴・職歴
2007年 和歌山県立医科大学卒業
2007年 神戸大学医学部附属病院 初期研修
2009年 大阪府済生会中津病院 膠原病内科 後期研修
2012年 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 医員
2016年 神戸大学大学院医学研究科 免疫内科学部門 特定助教
2017年 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 病棟医長
2019年 神戸大学大学院医学研究科 免疫内科学部門 助教
所属学会・資格
日本内科学会 総合内科専門医
日本リウマチ学会 専門医・認定ソノグラファー
医学博士
Interviewer 永田 亘 神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科 後期研修医

学歴・職歴
2015年 防衛医科大学校卒業
2015年 防衛医科大学校病院・自衛隊中央病院 初期研修
2017年 伊丹中部方面衛生隊 内科医官
2017年 並行して神戸大学医学部附属病院 膠原病リウマチ内科で研修中
所属学会・資格
日本内科学会 内科認定医
日本リウマチ学会

膠原病リウマチ内科ってどんな診療科ですか?

膠原病とリウマチを診療している内科です。というと何の説明にもなっていませんね・・・。膠原病=全身性・自己免疫性・炎症性疾患や、関節リウマチをはじめとした多発関節炎疾患を診療しています。発熱や多発関節痛をはじめ様々な症状でお困りの患者さんや、多臓器に病変をお持ちの患者さんなどの診断・治療を行っています。

膠原病リウマチ内科ではどのような研修ができますか?

膠原病リウマチ内科の病棟には全身性エリテマトーデス、多発性筋炎/皮膚筋炎、血管炎症候群、成人発症スティル病など様々な全身疾患をお持ちの患者さんが入院されています。リウマチ専門医や後期研修医とチームを組んで、入院患者さんの診療にあたっていただきます。
病気の種類も多彩ですが、同じ病名の患者さんでも、一人ひとり違った症状・身体所見・検査所見を呈します。他診療科の先生方と連携しながら、チーム一丸となって一例一例丁寧に吟味し、診断・治療を行います。外来に多数通院しておられる関節リウマチの患者さんの様々な合併症入院なども経験できます。
多くの疾患はステロイド・免疫抑制剤を用いて治療を行います。特にステロイドはどの診療科でも使用し得る薬剤であり、適切な副作用対策を含めた治療の基礎が経験できます。
あまり喜ばしいことではありませんが、免疫抑制状態の患者さんが多いので感染症で入院される患者さんも多く、感染症の診断・治療の経験にも事欠きません。

膠原病リウマチ内科の雰囲気ってどんな感じですか?

これは私が「雰囲気いいです!」というと嘘くさいので、是非研修や見学などで体感して頂きたいです。森信診療科長を筆頭に、医局員はみんな診療・研究・教育に熱意を持ち、何より優しい先生ばかりです。病棟では毎年2~3チームに分かれて診療にあたっていますが、チームの垣根を越えて、いつでも何でも誰にでも相談しやすい環境にあると思います

学生や研修医の皆さんに「これだけは言っておきたい!」ということはありますか?

「膠原病」というと、多彩な病名や多彩な臓器病変など、座学のみではなかなか理解し辛いため、なんとなく苦手意識を持ってしまう方が多いと思います。ですが、どの診療科に行っても、膠原病の患者さんやステロイドを使用している患者さんの診療にあたる機会があることに気づかれると思います。是非とも私たちと一緒に、まずは苦手意識を克服し、次に臓器にとらわれない膠原病診療の楽しさ・やりがいに触れながら、膠原病を通じた内科学の基礎知識を身に付けませんか。学生・研修医の皆さんが膠原病診療に携わってくださるのを心よりお待ちしております

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