第29回 泌尿器科

Interviewee 藤澤 正人 神戸大学大学院医学研究科 腎泌尿器科学分野 教授

<略歴>
昭和59年3月 神戸大学医学部 卒業
昭和59年4月 神戸大学医学部泌尿器科学講座において研究に従事
平成1年3月 神戸大学大学院医学研究科博士課程 修了
平成1年4月 総合病院神鋼病院泌尿器科医師
平成2年1月 アメリカ合衆国人口問題研究所研究員
平成4年1月 原泌尿器科病院医師
平成4年4月 神戸大学医学部附属病院 泌尿器科医員
平成13年5月 神戸大学医学部附属病院 泌尿器科講師
平成14年12月 川崎医科大学 泌尿器科教授
平成17年4月 神戸大学大学院医学研究科 泌尿器科教授
平成26年2月 神戸大学医学部附属病院長(~H30.1)
平成30年2月 神戸大学学長補佐(~H31.3 )
平成31年4月 神戸大学大学院医学研究科長,医学部長(~R3.3)
令和3年4月 国立大学法人神戸大学長
<学会活動>
日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本性機能学会専門医
日本生殖医学会生殖医療専門医
日本泌尿器科学会・日本EE学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定
日本臨床腎移植学会腎移植認定医
泌尿器科daVinci手術認定
日本移植学会移植認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
hinotori Console Surgeon認定
日本泌尿器科学会 代議員
日本アンドロロジー学会 理事長
日本生殖内分泌学会 理事
日本性機能学会 副理事長
日本臨床腎移植学会 評議員
日本移植学会 評議員
日本生殖医学会 理事
日本泌尿器内視鏡学会 理事
日本内視鏡外科学会 代議員
日本ミニマム創内視鏡外科学会 理事
日本性感染症学会 代議員
日本Men’s Health医学会 理事
日本生殖免疫学会 理事
日本受精着床学会 理事
日本癌治療学会 代議員
日本泌尿器腫瘍学会 評議員
President of Asian Society of men’s Health and Aging
Vice President,Asian Robotic Urological Society
Interviewer 島田 良希  神戸大学医学部附属病院 泌尿器科専攻医

<略歴>
平成31年3月 神戸大学医学部 卒業
平成31年4月 神戸大学医学部附属病院 初期臨床研修医
令和3年3月 神戸大学医学部附属病院 泌尿器科専攻医
<所属学会>
日本泌尿器科学会

泌尿器科ってどんなところ?

 

 

泌尿器科では、どんな診療を行っていますか?

泌尿器科で後腹膜臓器・生殖器におこる疾患に対する治療を行っています。具体的には、尿路腫瘍に加え、副腎腫瘍、腎移植、男性不妊症、性機能障害、尿路感染症および排尿障害など多岐にわたって治療しています。実際の臨床においては、手術療法が中心となっており、低侵襲手術であるロボット手術を初めとして、他科と合同で行うダイナミックな開腹手術(腎癌の下静脈塞栓での血管置換手術、骨盤内蔵全摘術など)に至るまで幅広く行っています。また、一方で再発例や転移症例に対しては抗癌剤などを用いた内科的治療もあり、単科のみで一貫した治療が可能で、とてもやりがいのある診療科であると思います。

研修内容について教えてください。

神戸大学泌尿器科専門研修プログラムでは、4年間の研修期間中に神戸大学医学部附属病院と、兵庫県および大阪府下の関係病院(研修基幹病院[8施設]、関係研修病院[19施設])で、それぞれの特徴を生かした研修を受けることができます(同施設には、原則1年間)。主に、一般泌尿器科の研修ですが、小児泌尿器科、生殖医療、女性泌尿器科、腎移植なども施設により研修が可能です。また、ロボット支援手術を実施する病院が11施設に及んでおり、量的にも質的にも多彩な泌尿器科での専門的診療を研修することができます。

どのようなキャリアプランがありますか?

4年間の研修医期間中に一般泌尿器科を習得した後には、様々あるサブスペシャリティの中から、最も興味のある部門の追及をすることができます。たとえば、低侵襲手術などの臨床を極めたり、泌尿器科癌に対する基礎研究に没頭したりすることも可能であり、さらに希望があれば、海外へ留学もすることもできます。
また、大学院へは、希望があれは、後期研修医4年目から入学することが可能で、かつ、社会人枠として臨床をしながら、研究をすることができます

最後にメッセージをお願いします。

当科では現在31名の医師で構成されており、アットホーム雰囲気のもとで臨床・研究を行っています。
現在、どの診療科に入局しようかと迷っておられる研修医の先生方あるいは学生さんへ、もし、泌尿器科であれば、さまざまな専門性(低侵襲手術、神経疾患、小児泌尿器科など)がありますので、入局した後からでも、自分に最もふさわしい診療分野を選択することができ、後悔はないと思います。
それでは、当教室で、ともに働きませんか!いつでも気軽にご相談ください。

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