第40回 消化器内科

Interviewee  児玉 裕三 神戸大学大学院医学研究科 消化器内科学分野 教授

 

学歴・職歴
1994年 神戸大学医学部医学科卒業
1999年〜2003年 京都大学大学院医学研究科 博士課程
2005年 京都大学博士
1994年 神戸大学医学部附属病院内科研修医
1995年 兵庫県立淡路病院内科 研修医
1996年 明石市立市民病院消化器内科 医員
2003年 京都大学医学部附属病院消化器内科 医員
2005年 米国コロンビア大学 研究員
2007年 米国カリフォルニア大学サンディエゴ校 研究員
2009年 京都大学医学部附属病院消化器内科 医員
2010年 京都大学大学院医学研究科 消化器内科学 助教
2016年 京都大学医学部附属病院 内視鏡部副部長兼任
2017年 京都大学大学院医学研究科 消化器内科学 講師
2018年 現職

 

所属学会・資格
日本内科学会(総合内科専門医)、日本消化器病学会(専門医・指導医)、日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)、日本膵臓学会(指導医)、日本胆道病学会(指導医)、日本肝臓学会、日本癌学会、日本レーザー医学会

 
Interviewer 山本 侑 神戸大学医学部附属病院 消化器内科 後期研修医

学歴・職歴
2020年 信州大学医学部医学科卒業
2020年 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院 初期研修医
2022年 現職

所属学会・資格
日本内科学会
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会

 

神戸大学の消化器内科ってどんなところですか?

消化器内科には現在50名以上の医師が所属しています。大きく分けると、消化管グループ(内視鏡治療グループ・化学療法グループ・炎症性腸疾患グループ)、胆膵グループ、肝グループに分かれているのですが、各グループは垣根なく一丸となって患者さんの診療に携わっています。

どんな病気を診ていますか?

消化管、胆膵、肝それぞれの領域において、良性疾患から悪性疾患に至るまで多岐に渡る疾患を診ています。
消化器がんや大学病院でしか経験できないような希少疾患ばかりと思われがちですが、消化管出血、腸閉塞、胆石症などいわゆるcommon diseaseに触れる機会も多く、一般内科としてのスキルアップや救急対応の研修もしっかりできますよ。もちろん各分野の専門性は高く、大学病院ならではの稀な疾患に触れられることも大きな特長ですね。

神戸大学の消化器内科はどんな雰囲気ですか?

若い世代が多く、活気に満ち溢れています。医師同士だけでなく看護師さんや技師さん、薬剤師さん、助手さんなどとのチームワークが良いのも特徴ですね。
消化器内科には内視鏡検査・治療だけでなく、腹部超音波検査、化学療法、予防医療に至るまで幅広い分野がありますので、男性・女性に関わらず、多様な働き方をサポートできます。
たくさんの親切な先輩医師がいますので、医学的なことはもちろん、自身のキャリアアップやライフプランまで親身になって相談に乗ってくれるはずですよ。

神戸大学の消化器内科ではどんな研修ができますか?

限られた研修期間で出来るだけ多くの経験ができるようプログラムしています。研修医や専攻医は複数のグループをローテートし、主治医団の一員として最前線で担当患者さんの診療に当たります。 内視鏡検査や手技・処置も早い段階から積極的に担当してもらいます。
毎週の症例カンファレンスでは、学生・研修医・専攻医が入院患者のプレゼンテーションをするのですが、上級医から熱く指導してもらえると好評です。他にもミニレクチャ―、論文抄読会、研究発表会などを毎週行っていて、標準的な医療だけでなく先進的な医療を学んだり、基礎研究の奥深さを垣間見たりすることもできますよ。学会や論文での発表にも積極的に参加してもらっています。
多くの連携病院があり、自分に適したプログラムを選ぶことができるのもメリットだと思います。

学生や研修医にメッセージを。

初期研修・後期研修はその後の医師としての基礎となる大事な時期です。当科には各分野のエキスパートがおり、最先端の医療と教育を提供しています。
研修後の進路も含め若手医師をサポートする熱い体制が整っていますし、きっと憧れのロールモデルに出会えるはずです。是非飛び込んできてください!

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