第43回 腫瘍・血液内科

Interviewee 今村 善宣 神戸大学大学院医学研究科  腫瘍・血液内科学 助教

【経歴】

2009年3月 福井医科大学医学部医学科卒業
2009年4月 福井県立病院初期臨床研修医
2011年4月 神戸大学大学院医学研究科医科学専攻 腫瘍・血液内科学 博士課程(がんプロ)
2015年4月 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科 医員
2017年4月 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科 特定助教
2019年4月 神戸大学医学部附属病院 臨床研究推進センター 研究管理部門員(兼務)
2021年4月~神戸大学大学院医学研究科  腫瘍・血液内科学(助教)

【資格】
総合内科専門医、がん薬物療法専門医・指導医、血液専門医

【所属学会】
日本内科学会 日本臨床腫瘍学会(評議員、頭頸部癌診療ガイダンス協力委員、がん免疫療法エキスパートセミナーWG委員)
日本血液内科学会 米国臨床腫瘍学会 日本頭頸部癌学会 日本腫瘍循環器学(財務委員会幹事)
日本サルコーマ治療研究学会(第6回学術集会事務局)

 

Interviewer 平川結梨  神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科 医員

 

【経歴】
2017年3月 神戸大学医学部医学科卒業
2017年4月 赤穂市民病院 初期研修医
2019年4月 北播磨総合医療センター 後期研修医
2021年4月 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科

【所属学会】
日本内科学会
日本血液学会
日本臨床腫瘍学会

腫瘍・血液内科ではどのような患者さんを診療していますか。

固形がんを扱う腫瘍内科部門と血液疾患全般を扱う血液内科部門を同時に有する国内でもユニークな診療科です。色々な悪性腫瘍を診察していますが、特に造血器悪性腫瘍、頭頸部がん、消化器がん、乳がん、肉腫、原発不明がんの患者さんが多いです。また、良性血液疾患も扱っていますし、造血幹細胞移植も実施しています。

研修医の業務内容・研修内容はどのような感じですか。

主治医団の一員として主に病棟業務に従事しますが、希望に応じて外来新患予診も担当できます。
がん薬物療法の実践には様々な合併症や副作用の管理が必要ですので、当科研修により臓器横断的な診断・治療スキルを身につけてもらえればと思います。中心静脈カテーテル留置、骨髄穿刺、腰椎穿刺、胸水・腹水穿刺などの処置にも随時実践してもらいます。固形グループも血液グループも、どちらも選択できます。

医局の雰囲気はどうですか。

最新のエビデンスをどう実践するか、実践の中でリサーチクエスチョンをどう見つけるか、見つけたリサーチクエスチョンを基にどう臨床試験を組み立てていくか、アカデミアらしい指導が受けられます。一方で、規模が大きすぎず、皆顔を知っている関係なため、色々相談しやすい雰囲気だと思います。医員の進路は様々で自由度は高く、on/offもはっきりしている方だと思います。

最後に一言お願いします。

がん治療の考え方、がん患者の診かた・接し方、CBCの読み方などは、将来何科に進むにしても役に立ちます。がん治療・血液診療に興味がある人だけでなく、苦手意識のある人の研修も歓迎します。

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