第45回 放射線診断・IVR科

Interviewee 村上卓道  神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科診療科長 放射線部長

◇学歴
1986年 神戸大学医学部医学科 卒業
1991年 大阪大学大学院医学研究科博士課程修了 医学博士
◇職歴
1986年 大阪大学医学部附属病院放射線医学講座 研修医
1991年 大阪大学医学部放射線医学講座 研究生
1991年 大阪大学医学部放射線医学講座 医員
1993年 大阪大学医学部放射線医学講座 助手
1994年 米国ピッツバーグ大学メデイカルセンター 放射線科客員講師
1997年 市立豊中病院放射線科 医長
1998年 大阪大学医学部放射線医学講座 助手
1998年 大阪大学医学部放射線医学講座 講師
2000年 大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座 助教授
2006年 近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 主任教授
2009年 近畿大学高度先端総合医療センター長(兼任)
2016年 近畿大学医学部附属病院副病院長(兼任)
2018年 神戸大学大学院医学研究科放射線診断学分野 教授
神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科診療科長 放射線部長
2019年 神戸大学大学院医学研究科 副研究科長兼任
◇所属学会・資格
日本医学放射線学会専門医
日本IVR学会専門医
日本核医学会専門医
日本がん治療認定医機構認定医
脈管専門医日本医学放射線学会:副理事長
日本インターベェンショナルラジオロジー学会:評議員
日本腹部放射線学会:理事
日本脈管学会:理事
アジア腹部放射線学会:理事
日本肝臓学会:評議員
日本画像医学会:評議員
日本消化器病学会:近畿支部評議員
日本磁気共鳴医学会日本核医学会
北米放射線学会
米国腹部放射線学会
日本肝癌研究会:理事

Interviewer 杉山直生 神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科医員

◇学歴・職歴
2020年 神戸大学医学部医学科 卒業
2020年 姫路赤十字病院 初期研修医
2022年 神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科 専攻医



神戸大学の放射線診断・IVR科はどのような診療科でしょうか。

当科では、診断面の3本柱である理学的診断、血液生化学的診断、画像診断のうちの画像診断を担い、治療面では5本柱である内科的治療、外科的治療、精神療法、放射線治療、画像診断装置を利用した低侵襲治療であるインターベンショナル・ラジオロジー(IVR)のうちのIVRを担っています。
CT、MRI、核医学をはじめとする各種画像診断および、IVRに関する質の高い教育・臨床・研究をバランスよく行えるよう日夜努力しており、それらを担うスタッフも充実しています。

放射線診断・IVR科の雰囲気はどの様な感じでしょうか。

大学病院には多くの医師が在籍しており、それぞれサブスペシャリティを持っています。日頃から和気藹々とした明るい雰囲気で、経験豊富な医師にいつでも若手医師が相談しやすい環境です。神戸大学以外出身の医師も多く、救急科や外科など他科から転科した医師もおり、多様性があります。

カンファレンスや講義はどのような感じでしょうか。

診断、IVR部門ともに定期的なカンファレンスを開催しています。日常診療で出会う難しい症例だけでなく、論文の抄読会や画像の撮像方法の勉強会も行なっています。また、他科との合同カンファレンスも多数行っており、様々な症例に関わります。大学病院ならではの難しい症例も多く、他科の医師と協力して診療しています。研修医向けには、画像診断の基礎からしっかりと学んでもらえるよう講義を行っています。

研修医ならびに学生にメッセージをお願いします。

近年の画像診断装置、IVR用器材・技術の急激な進歩に伴い、その専門性が高くなり、放射線科医に対するニーズが非常に高くなってきています。神戸大学の放射線診断・IVR科では、多様な症例を経験でき、特にIVRは全国有数の症例数です。診断、IVR部門ともに教育が充実しており、将来放射線科医を目指す方にとって最適な環境です。また、他科を目指す方であっても画像診断は不可欠であり、基礎を学べる当科で是非研修して欲しいと思います。

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