栄養・輸液サポートチーム（NEST）活動

　当院では栄養状態のみならず、電解質および内分泌異常も重要であるという観点から一般的な栄養サポートチーム (NST：Nutrition Support Team) ではなく、栄養・輸液サポートチーム (NEST：Nutrition Electrolyte & Endocrine Support Team）として、２００６年８月から全科型で活動しています。その活動は低栄養など栄養介入が必要な入院患者さんを対象に、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士、事務がそれぞれの専門知識を持ち寄り、栄養状態の評価、必要栄養量の算出、適切な栄養投与法などを検討し、最良の栄養管理を行うことで栄養状態の改善を図ることを目的としています。全ての疾患を治療していく上で、適切な栄養管理を行うということはその根幹であり、治療効果の向上や合併症の減少、平均在院日数の短縮、医療費削減などの効果に繋がり 、最終的には患者さんのQOL向上に寄与すると考え、日々活動しています。

　＜NEST組織図＞

• 回診について

　医師、看護師、管理栄養士で作成された栄養管理計画書や臨床検査技師による電解質異常値スクリーニングで医師が回診の必要性があると判断した患者さん、病棟スタッフからNESTコンサルト依頼があった患者さんに対して、病棟回診を行っています。回診の前には、多職種によるカンファレンスを行い、回診患者さんの栄養管理について検討しています。

　　　回診対象患者：約５０名／週
　　　回診メンバー：医師　　　　　３〜５名
　　　　　　　　　　歯科医師　　　２名
　　　　　　　　　　看護師　　　　１〜３名
　　　　　　　　　　管理栄養士　　１〜３名
　　　　　　　　　　薬剤師　　　　１〜２名
　　　　　　　　　　臨床検査技師　１〜２名
　　　　　　　　　　言語聴覚士　　１名
　　　　　　　　　　歯科衛生士　　２名

　　　　

• 学会認定

　�@日本臨床栄養代謝学会認定　　日本臨床栄養代謝学会・NST（栄養サポートチーム）稼働施設
　�A日本臨床栄養代謝学会認定　　日本臨床栄養代謝学会栄養サポートチーム（NST）専門療法士実地修練認定教育施設
　�B日本病態栄養学会認定　　　　栄養管理・NST実施施設
　�C日本栄養療法推進協議会認定　NST（栄養サポートチーム）稼働施設