第9回 糖尿病・内分泌内科

Interviewee:小川渉 神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科 診療科長

 

学歴・職歴 
昭和59年 神戸大学医学部 卒業
昭和59年~ 神戸大学医学部附属病院及び関連病院で内科研修
昭和62年~ 神戸大学大学院(第二内科)で研究に従事
平成3年~ 米国スタンフォード大学留学
平成9年~ 神戸大学医学部 第二内科学講座 助手
平成13年~ 神戸大学大学院医学系研究科糖尿病代謝・消化器・腎臓内科 助手
平成15年~ 同 講師
平成17年~ 同 助教授
平成20年~ 神戸大学大学院医学研究科 内科学講座糖尿病・内分泌内科学部門 准教授
平成26年~ 同 教授

 

Interviewer:横井愛紗 神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科 医員

 

 

学歴・職歴
平成27年 和歌山県立医科大学医学部医学科 卒業
平成27年 神戸大学医学部附属病院 たすきがけコース 入職
平成29年 神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科 入局
 
 

Q,どんなところですか?

 
 

糖尿病・内分泌内科は2007年にできた比較的新しい診療科ですが、そのルーツは古く、約半世紀に亘ってわが国を代表する糖尿病学、内分泌学の診療、研究、教育の拠点として発展してきました。現在、病棟は3名の教員と7名の医員・専攻医が約18床の主科患者に加え、常時約70名を超える他科の入院患者の糖尿病や内分泌疾患の診療にあたっています。

 
 

Q,どんな研修ができますか?

 
 

糖尿病に関しては、まず糖尿病の成因や病態、合併症を正しく評価した上で、その患者さんに合った治療を選択できるようになることを学びます。糖尿病の治療薬は近年非常に多様化してきており、個々の病態や生活に合った治療薬を選択できるようになることが重要です。また当科ではインスリンの基本的な使い方から、インスリンポンプといった先進デバイスを用いた最新の治療まで学ぶことできます。内分泌は当科の歴史から下垂体疾患をはじめ他大学病院でもめったに経験できないような貴重な疾患を多数経験することができます。ホルモン値の測定や刺激試験の結果を通じて個々の症例の病態やその機序を正しく解釈できるように指導しています。また当科では希望があれば学生や研修医の先生であっても学会での発表や論文執筆などのチャンスを手に入れることができます。

 
 

Q,具体的なキャリア支援を教えてください。

 
 

卒業からしばらく経ってから入局する人も多数おられますので、それぞれのライフプランに合わせたキャリア支援をするようにしています。また歴史が古く同門の先生が多いことから関連病院が豊富であることも当科の強みです。また近年日本から留学に行く医師の数が減少しておりますが、当科では留学を積極的に推奨しており、現在5名の先生方が海外でご活躍されておられます。

 
 

Q,女性医師のキャリア支援について教えてください

 
 

医局員が多いので、産休・育休明けで家族のサポート体制に応じて様々な勤務形態での職場復帰を可能にしています。また復帰に際してもブランクのある本人の不安ができるだけ軽減するようなサポートプランを提案するようにしています。また子育て中の男性医師も安心して仕事ができるように、お子さんの急な病気や学校行事にも対応できるようなサポート体制を作っています。

 
 

Q,最後にメッセージを

 
 

当科の特徴としてはただ診療に終始するだけでなく、臨床に根ざした問題の機序を様々な方法で明らかにして診断・治療応用を目指すというスタイルで、これまで数多くのPhysician-Scientistを輩出してきました。みなさんが患者さんを診ていて生まれてくる疑問や教科書には書いていない現象などを突き詰めていくと、まだ世界の誰も経験したことのない新たな病気が見つかる場合や、そこから普遍的な真理が見つかる場合があります。まずは実際に見学に来て当科の雰囲気を味わって頂き、ぜひこのような体験を多くの若い先生方と共有できたらと考えています。

 

 

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