受診される方へ

放射線腫瘍科

患者さまへのお知らせとお願い

診察は予約制で初診の患者様は一人約30分、(再診の方は10-15分)を基本にしています。
再診の患者様と並行して診察を行いますので、混雑時には初診の患者様は待ち時間が長くなる場合がありますので予めご了承下さい。患者様のご病気が診断されたCTやMRI、PETなどの画像診断の情報が放射線治療の方法決定に大変重要ですので、主治医の先生に相談し、診療情報提供書と併せてこれまで実施されたそれらの画像情報(フイルム、CDなど)を必ずご持参頂きますようお願い申し上げます。放射線治療計画に利用する等の理由で、それらの画像情報をしばらくお預かりする場合もありますので予めご了承下さい。

診療科の概要と取り扱う疾患

放射線腫瘍科は、高精度放射線治療を始めとするX線放射線治療とイリジウムやヨード線源を用いた小線源治療を中心に診療を行っております。近年、放射線治療はコンピューター技術の進歩により急速な発展を遂げ、放射線治療計画装置や放射線治療機の飛躍的な発展によって、非常に精度の高い放射線治療がより安全に、多くの患者様に提供できるようになっています。その代表である画像誘導放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)等の高精度放射線治療を積極的に行っています。また婦人科癌に対しては、最新技術であるCT/MRIを用いた画像誘導小線源治療(IGBT)を積極的に行っています。
近年では放射線治療は疾患によっては手術にも匹敵する治療効果を上げており、臓器機能の温存が可能であり、特に高齢の方や低侵襲な治療が適する方に広く応用されています。また、手術が困難な疾患でも放射線治療と化学療法(抗がん剤)との併用によって、根治を目的とした強力な治療が可能です。また、放射線治療は治癒が困難で疼痛等の症状を呈する転移性腫瘍に対しても、疼痛緩和等の緩和医療において重要な役割を担っております。世界中で放射線治療は広く応用され、その有効性を示す多くのデータ(=エビデンス)が日々蓄積されています。これらのエビデンスを基本とし、他の診療科の担当医らとも充分な討議や相談(カンファレンス)を重ね、医師を支える人たちとも協力して理想的ながん治療のチーム医療を実践しております。

得意とする診療内容

■各種のがんに対する放射線治療
  頭頚部癌(咽頭癌、喉頭癌、鼻腔癌、上顎癌、口腔癌、唾液腺癌、甲状腺癌など)
  脳腫瘍(悪性神経膠腫、転移性脳腫瘍、悪性リンパ腫、小児脳腫瘍など)
  肺癌(非小細胞癌、小細胞癌、転移性肺腫瘍)
  食道癌
  乳癌
  肝臓癌、胆管癌、膵臓癌
  大腸癌、直腸癌、術後局所再発腫瘍
  前立腺癌、膀胱癌
  婦人科腫瘍(子宮癌、卵巣癌、外陰癌)
  皮膚癌(有棘細胞癌、皮膚悪性リンパ腫、血管肉腫など)
  眼窩腫瘍骨軟部腫瘍(肉腫、骨肉腫、転移性骨腫瘍)
  血液腫瘍(悪性リンパ腫)
■腔内照射・組織内照射(子宮癌、外陰癌など)
放射性イリジウムという放射線源を腫瘍の中やその近くに挿入したり、刺入したりする治療を「腔内照射」や「組織内照射」といいます。腔内照射・組織内照射では腫瘍の中に放射線源が挿入されるため、腫瘍には多くの放射線が照射されるのに対して、正常組織の放射線量はほんのわずかとなり、少ない副作用で大きな治療効果を得ることが出来ます。子宮癌・外陰癌・軟部腫瘍の術後照射等が適応となります。
■前立腺癌に対する密封小線源(ヨード)治療
前立腺内に放射性同位元素であるヨード125を刺入・留置して治療をする方法です。入院期間が短く、低侵襲で早期の社会復帰が望める根治治療法です。従来の外照射に比べ、直腸、膀胱の放射線障害の発生率が低くなると考えられております。対象となるのは前立腺癌の中でも早期のものに限られますが、早期癌の治療成績は前立腺全摘除術とほぼ同等と報告されております。
・メタストロンによる癌の骨転移に対する疼痛緩和医療
ストロンチウム-89という放射性医薬品を用いてがんの骨転移による痛みを改善する治療です。静脈注射により放射性薬剤が骨転移部分に取り込まれて放射線を放出し、疼痛緩和や鎮痛薬減量効果を得ることが出来ます。骨シンチグラフィーで取り込みがある病変に効果が高く、主に前立腺がん、乳がん、肺がんの患者様に多く使用されています。治療は外来治療となります。
■非密封小線源治療
甲状腺がんに対するヨード治療、リンパ腫に対するゼバリン治療、骨転移に対するストロンチウム治療、去勢抵抗性前立腺がん骨転移に対するゾーフィゴ治療を行っています。

診療日と担当医

区分
初診・再診 宮脇 佐々木
宮脇
吉田
出水(粒子線外来)
佐々木
石原
吉田
石原

スタッフ紹介と主な専門分野

氏名・役職 専門領域 資格等 備考
佐々木 良平
特命教授
診療科長
放射線腫瘍学
頭頸部腫瘍、脳腫瘍
日本医学放射線学会放射線治療専門医 日本放射線腫瘍学会理事
日本医学放射線学会代議員
日本頭頸部癌学会評議員
吉田 賢史
放射線部副部長
特命准教授
診療科長補佐
放射線腫瘍学
婦人科系腫瘍、前立腺癌
日本医学放射線学会放射線治療専門医  
宮脇 大輔
特命講師
病棟医長
放射線腫瘍学
頭頸部癌、肝胆膵癌
粒子線治療
消化管癌
日本医学放射線学会放射線治療専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
 
上薗 玄
特命助教
放射線腫瘍学
高精度放射線治療
日本医学放射線学会放射線治療専門医  
石原 武明
助教
外来医長
放射線腫瘍学
高精度放射線治療
肺癌、脳腫瘍
日本医学放射線学会放射線治療専門医  
西村 英輝
客員准教授
放射線腫瘍学
頭頸部癌、肺癌、食道癌
日本医学放射線学会放射線治療専門医  
出水 祐介
客員准教授
放射線腫瘍学
粒子線治療
日本医学放射線学会放射線治療専門医 日本放射線腫瘍学会代議員
岡本 欣晃
非常勤講師
放射線腫瘍学
呼吸器・消化器・小児腫瘍
日本医学放射線学会放射線治療専門医  

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