人材育成

2026年度

第1期(2026年10月開講)
メディカル・デバイス・プロダクトマネジャー(MDPM)
育成プログラム募集開始

2017年度に開講した社会人向けアップスキリング教育「メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)育成プログラム」エントリーコースでは、これまでのべ約200名の方々に受講いただいてきましたが、2026年10月より、コース体系とカリキュラムを刷新し、医療機器開発人材育成をさらに強化する新たなプログラム「メディカル・デバイス・プロダクトマネジャー(MDPM)育成プログラム」として開講することとなりました。

本育成プログラムでは、企業人材、医療従事者、研究者、スタートアップ関係者などを対象に、医療現場のニーズ探索から事業化に至るまで、医療機器開発の各プロセスで必要となる考え方や知識を体系的に提供します。

プログラムは、以下の3つの科目群で構成されています。
・イノベーションプロセス科目 ・オペレーションプロセス科目 ・医療機器ハンズオン科目

受講生は、それぞれのニーズや目的に応じて必要な講座を選択して受講することができます。科目群の枠を超えて自由に講座を組み合わせることで、医療機器開発に関する実践的な知識やスキルを効率的に習得できます。

○ 医療機器開発を体系的に最初から学びたい人は「イノベーションプロセス科目」から受講することをお勧めします。この科目では全ての講座の基礎となる思考力や創造力を養います。

○ 既に医療機器開発の基礎知識を修得し、個々の専門知識(マーケティング、知財、薬事、保険収載、品質管理等)を更に深めたい人は、「オペレーションプロセス科目」の各講座を単独で受講することも可能です。

○ 実際の医療機器に触れ、医療と工学の双方の視点から医療機器開発に必要な実践力を修得したい人は、「医療機器ハンズオン科目」の受講をお勧めします。

第1期MDPM育成プログラム 募集要項

1.対象者

医療機器開発を目指す企業関係者、医療従事者、研究者、スタートアップ関係者等
※参加者の専門分野は問いません。理系以外の方もご参加いただけます。

2.募集期間

2026年9月1日(火)~ 10月13日(火)17時
*今回の募集は、全カリキュラムのうち2026年度内に開講する講座のみを募集します。
 受講希望講座は募集期間中にすべてお申込ください。
*2027年4月~9月開講分については、2027年2月頃に追加募集を予定しています。
*定員に達した講座は、募集期間中であっても受付を締め切らせていただく場合があります。
*申込者数が最少催行人数に達しない場合は、当該講座を開講しないことがあります。

3.講座詳細

カリキュラムおよび受講料等の詳細は、「募集要項・講座カリキュラム」をご確認ください。

9月7日「募集要項・講座カリキュラム」に「アーカイブ対象講座」を追記しました。

4.申込方法

以下よりお申し込みください。
https://www.hosp.kobe-u.ac.jp/ikoujiso/human/mdp_entry/

5.その他

① 実施期間

開講期間:2026年10月23日(金)- 2027年9月末(予定)
補講期間:2026年10月23日(金)- 2028年9月末

○ 可能な限り、申込講座は開講期間中にご受講ください。

○ 補講期間には以下のことが可能です。 

 ・受講料納付後、受講者のやむを得ない事情により受講できなかった場合、補講期間中に実施される同一講座(次期以降開講分)への振替受講 (「今後の開講スケジュール」参照)

 ・申込講座のアーカイブ対象講座(*)の視聴

  *アーカイブ視聴の対象はセミナー形式の講座のみであり、ワークショップ形式の講座は対象外です。また、お申込者本人以外による視聴は固くお断りいたします。

第1期実施期間

募集時期
開講期間
補講期間
2026年9月1日(火)
  ~10月13日(火)
2026年10月 2027年9月末 2028年9月末
2027年4月~9月開講分講座
募集時期:2027年2月頃
次期以降(*)開講の同講座の受講が可
*下図 赤枠 で開講される同講座

今後の開講スケジュール

募集時期開講期間・補講期間
第1期
2026年9月~
2026年10月 2027年9月末 2028年9月末
第2期
2027年2月~
2027年4月 2028年3月末 2029年3月末
第3期
2028年2月~
2028年4月 2029年3月末 2030年3月末

② 受講証明書の発行

希望者には、受講講座ごとに受講証明書を発行いたします。
講座により、到達目標を達成したことを証する課題の提出等が必要となる場合があります。

お問い合わせ  神戸大学医学部附属病院 医工探索創成センター

MDPM育成プログラム事務局
TEL:078-382-5693 E-mail:kikisou@med.kobe-u.ac.jp

神戸大学における医療機器開発人材の育成

神戸大学は、「革新的医療機器の社会実装を担う創造的開発人材の育成」を理念に、大学院教育、学部教育、アップスキリング教育の3本柱による医療機器開発人材の育成を推進しています。
2017年度に開講した社会人向けアップスキリング教育「メディカル・デバイス・プロデューサー(MDP)育成プログラム」では、これまでに延べ約200名の修了生を輩出してきました(2026年7月現在)。そして、その教育実績を基盤とし、2023年度には大学院医学研究科に「医療創成工学専攻」を、2025年度には医学部に「医療創成工学科」を設置しました(*)。これにより、社会人、学生、研究者、医療従事者など、多様な背景を持つ人材が、それぞれの目的やキャリアに応じて選択•発展できる人材育成基盤を構築しています。
さらに2026年度より、コース体系とカリキュラムを刷新し、医療機器開発人材の育成をより強化する新たな人材育成プログラム「メディカル・デバイス・プロダクトマネジャー(MDPM)育成プログラム」を開講します。
MDPM育成プログラムでは、企業人材、医療従事者、研究者、スタートアップ関係者などを対象に、医療現場のニーズ探索から事業化戦略まで、医療機器開発プロセスを実践的に学ぶ機会を提供しています。一方、大学院および学部では、医工連携を基盤として、医療機器の研究開発から社会実装までを担う高度専門人材を育成しています。これら3つの教育プログラムは相互に連携しており、社会人のアップスキリング教育から学部教育、大学院教育まで、学習者の目的やキャリアに応じて柔軟に学ぶことが可能です。
神戸大学は、医療機器開発を通じて医療課題の解決に挑戦し、多職種が協働しながら新たな価値を創造できる人材を継続的に輩出することで、医療イノベーションの推進に貢献します。

*2026年4月に医学研究科と保健学研究科を統合し、医学系研究科を設置


医療機器の初期開発段階にフォーカスした人材育成プログラム

医療機器の初期開発段階にフォーカスした人材育成プログラム

メディカル・デバイス・プロダクトマネジャー(MDPM)育成プログラム

リニューアルしたMDPM育成プログラムでは、研究開発から上市までのプロセスに応じて区分されたイノベーションプロセス科目、オペレーションプロセス科目、医療機器ハンズオン科目の中から受講者のニーズに合わせて、科目群を問わず、講座を自由に選択、組み合わせて受講することができます。

− イノベーションプロセス科目

イノベーションプロセス科目では、医療機器開発の出発点となる「ニーズ探索」から「コンセプト創出」までの初期開発プロセスを体系的に学び、医療現場や患者が抱える課題を深く理解し、その本質を捉えながら新たな医療機器のアイデアへと発展させる思考力と創造力を養います。
本科目では、デザイン思考と手法を活用し、観察、課題発見、ニーズの言語化、コンセプト創出、評価までのプロセスを実践的なワークショップ形式で学びます。多様なバックグラウンドを持つ参加者との議論や協働を通じて、多角的な視点から課題解決に取り組む経験を積むことができます。また、単なるアイデア創出にとどまらず、医療現場のニーズを事業化可能な開発テーマへと磨き上げるための考え方も学びます。企業人材、医療従事者、研究者、学生など、医療機器開発に初めて携わる方から、より専門的な開発プロセスを学びたい方まで幅広く受講でき、将来的に医療機器開発プロジェクトを主導するリーダーや、現場ニーズと技術シーズをつなぐ人材として活躍するための基礎力を高めます。



− オペレーションプロセス科目

オペレーションプロセス科目では、創出したコンセプトを医療機器として社会実装するために必要な事業化戦略や開発マネジメントを学びます。医療機器開発では優れた技術やアイデアだけでなく、マーケティング、知財、薬事、保険収載、品質管理など、多面的な視点からの戦略立案が不可欠です。
本科目の、開発・事業化戦略WS/セミナーでは、医療機器開発全体の流れと基礎知識、さらに、マーケティング・知財・薬事・保険適用戦略、カダバーを用いた医療機器開発の知識を学ぶことができ、スタートアップ向けWS/セミナーでは、医療機器スタートアップの基礎知識や品質マネジメントシステム(QMS)が学べます。

− 医療機器ハンズオン科目

医療機器ハンズオン科目の各WSは、実際の医療機器に触れ、操作することで、医療機器開発に必要な実践力を養う体験型講座です。実際に使用される医療機器を題材とし、医療現場で求められる機能や操作性、安全性への理解を深めます。リバースエンジニアリングWSでは、医療機器を分解し、内部構造や動作原理、設計思想を学ぶことで、ニーズ発掘や新たな開発テーマの創出につなげます。医療機器操作ハンズオンWSでは、手術支援ロボット、内視鏡、エネルギーデバイス等の操作体験を通じて、医療従事者が直面する課題や使用感を実感します。また、プロトタイピングWSでは、3次元CAD、3Dプリンタ、切削加工技術を活用し、自らアイデアを形にする試作技術を習得します。これらの実践的な学びを通じて、医療機器ハンズオン科目では医療と工学の双方の視点を身に付けることができます。

大学院医学系研究科 医療創成工学領域・専攻・医学部医療創成工学科

大学院医学系研究科 先進生命医科学系専攻医療創成工学領域(博士課程前期課程)・医療創成工学専攻(博士課程後期課程)では、医療機器開発を実践しながら学位(医工学修士/医工学博士)を取得することが可能です。また、医学部医療創成工学科では、医学部ならではの特性を活かし、医療現場のニーズを踏まえた医療機器開発の実践的なノウハウを一貫して学ぶことができます。医療創成工学専攻では大学院生による特許出願や企業との共同研究が活発に行われており、開発した医療機器が薬事承認や保険適用を取得するなど、実用化につながる成果も生まれています。