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〒650-0017 兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-2
TEL:078-382-5262
FAX:078-382-5286

入院中のお食事

お食事の種類

 医師の指示により患者さんの病状に合ったお食事をご用意しています。様々な疾患の患者さんに対応できるよう、17種類の食種分類を設けています。さらに咀嚼・嚥下機能や消化・吸収能などに合わせて、主食や副食の形態についても多種類から選択することが可能です。
 お食事の形態が合っていない場合や食事摂取量が低下している場合などは、管理栄養士が訪問し食事内容の調整をさせていただきます。お気軽に医師・看護師にお申し出ください。

  • 行事食
 入院患者さんに季節や祝祭日を感じていただけるよう、季節に合わせた行事食を1か月に1〜2回(年間15回程度)取り入れています。また、行事食とともにメッセージカードを添えています。患者さんからお礼のお手紙などもいただいています。


  • 特別メニュー
 火・水・木曜日の夕食には基本のお食事に加え、食材や食器、メニューなどに趣向をこらした100食限定の特別メニューをご用意しています。デザートには低エネルギー甘味料を使用するなどして栄養量の調整を行っていますので、エネルギーを控えたお食事の方にも安心してご注文いただけます。ご注文いただいた患者さんからは、味や見た目などについて高評価をいただいています。ぜひお召し上がりください。
 ご希望の場合は、前日12時までに病棟の食事選択システムにてお申込みいただくか、職員までお申し出ください(なお、お選びいただきました場合は、健康保険法などに基づき1食につき通常負担額に440円(税込)の加算をしていただきます。ご了承ください。)。
 ※栄養量は医師の指示に基づき調整しています。そのため、対象患者さんを限らせていただいています。ご了承ください。






  • 出産お祝い膳

 当院でご出産された患者さんに、月・水・金曜日のいずれかの夕食にお祝い膳をご用意しています(献立内容は一部変更になることがあります。)。
 ※出産や退院の日程により、お祝い膳を提供させていただくことができない場合があります。ご了承ください。






給食管理

  • クックチル・真空調理システム
 当院では2004年より新調理システムを導入しています。新調理システムとは、厳密な衛生管理と献立計画に基づき、食材の発注・在庫管理、調理の安全性、品質、経済性を求めてシステム化した調理方式のことで、真空調理、クックチル、クックフリーズおよびクックサーブを適切に組み合わせて運用しています。

<新調理システムの利点>
 品質管理 ・素材本来の風味や旨味が逃げず、酸化が少なく栄養成分の損失も少ない
・目減りが少なくボリュームを保つことができるため、エネルギーコントロール
 により食事量の少ない患者に適している
・浸透圧により減塩効果が得られ、保存中に味が熟成されるため、塩分・糖分の
 コントロール食でも美味しく調理が可能
・マニュアルにより品質の均一化が可能であり再現性が高い
・直接食品に触れないため衛生的
患者サービス ・計画生産により複数メニューの提供が可能
・事前調理によりイベント食(正月料理など)などの手の込んだ料理の提供が可能
作業管理 ・計画生産のため、事前に出勤人数の調整が可能
・マニュアルの順守により作業の平準化、業務の合理化に繋がる
 非常時の対応 ・保存が可能であり災害など非常時の患者食提供に対応

  1. 真空調理とは

     食材を真空包装し、低温で加熱調理後30分以内に急速に冷却(90分以内に中心温度3℃以下まで)または冷凍して保存・運搬し、提供時に再加熱(中心温度75℃以上で1分間以上)する調理法です。

  2. クックチル・クックフリーズとは

     クックチルは、食材を加熱調理後30分以内に冷水または冷風により急速冷却(90分以内に中心温度3℃以下まで)を行い、3℃以下の冷蔵により保存・運搬し、提供時に再加熱(中心温度75℃以上で1分間以上)する方法です。
     クックフリーズは、食材を加熱調理後30分以内に急速に冷凍(中心温度を90分以内に−5℃以下、さらに
    120分以内に−18℃以下まで)して保存し、提供時に再加熱(中心温度75℃以下で1分間以上)する方法です。

神戸大学医学部附属病院
栄養管理部

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