アピアランス（外見）ケアとは
アピアランスケアとは、「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」です（国立がん研究センター中央病院アピアランスケアセンター）。
当院のアピアランスケア
平成27年度より地域がん診療連携拠点病院の機能強化事業として、がん患者へアピアランスケアが行き届くよう、院内外での活動を行ってきました。
当院には、がん治療に伴う「外見の変化」に対する悩みについて相談する窓口があり、アピアランスケア（外見ケア）に精通した医療者が、皆様のお困りごとに対応させていただきます。年齢や性別に関係なく、ご相談いただけます。
がん相談室や通院治療室では、ウィッグ（男性・女性）や皮膚変色をカバーする化粧品、爪の変化に対処するマニキュアなどだけでなく、人工乳房など外見の変化に対応するさまざまな物品を試すことができます（物品の販売はしていません）。
アピアランスケアチームのミッション
- 「自分らしく生きる」ことを支援します
- 「安全」で「利便性」の高い方法を提案します
- 「自分なりに対処できた」と思える支援を行います
相談内容
- 脱毛（毛髪、眉毛、まつ毛等）など
- 顔や肌の黒ずみ、くすみ（色素沈着）など
- 爪の剥がれ、黒ずみなど
- 乳房の切除など
- 体の傷など
対応窓口
【相談窓口】- がん相談室（1階 正面玄関左A11）
- がん相談室（1階 正面玄関左A11）
- 通院治療室（2階 中央診療棟C22）
その他の活動紹介
医療者向け研修会
がん患者やご家族に関わる院内外の医療者を対象に、医療者が行うがん患者へのアピアランスケア研修会を年１回開催しています。アピアランスケアに関する基礎的な知識を施設の枠を超えて学び合い、各々の実践につながることを目的に企画しています。
医療者向け研修会のご案内
- 日付：2023年12月8日（金）
時間：18：00～19：00 - 「基礎から学ぶアピアランスケア～明日からできるケアを目指して～」
講師:四国がんセンター がん化学療法看護認定看護師 岸田恵先生
※終了しました。
参加者：275名（医師、看護師、薬剤師、心理職、リハビリ職、社会福祉士、他）
資料の整備と作成
- 女性だけでなく、男性や10代・20代の方に活用いただける資料を取り揃えています。
下記の『アピアランスケア関連リンク』にある資料等を用いて情報提供をしています。 - 兵庫県のアピアランスサポート事業について、下記の資料を作成し情報提供を行っています。
作成日：2023年5月
注：最新の情報は、必ず各市町村のホームページをご確認ください。
アピアランスケア関連リンク
国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 アピアランスケア支援センターのウェブサイトです。センターが作成した資料が掲載されています。
静岡県立静岡がんセンターのウェブサイトです。「患者支援・相談」の中の「冊子・動画ダウンロード」の中に、抗がん剤治療や放射線治療の脱毛や乳がん術後の下着についての資料が掲載されています。
