神戸大学 医学部附属病院

  • 医学研究科
  • 附属病院
  • ホーム
  • センター概要
  • 組織紹介
  • 診療の特色
  • センターの取り組み
  • お知らせ

通院治療室

通院治療室の取り組み

写真:多職種による安全管理体制

多職種による安全管理体制
当院で実施するがん薬物療法、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病等に対する生物製剤を用いた治療については、複数の医師、薬剤師、看護師による審査を行い、科学的根拠に基づいた治療と認められた治療法のみが実施できる取り決めになっております。
また、個々の患者さんの治療スケジュール、投与量、副作用対策などについても、主治医の他、専任の薬剤師が確認し、より安全な治療の実施につとめております。
治療開始前のオリエンテーション
当室をご利用になる患者さんには、可能な限り事前にオリエンテーションを実施しています。その際に看護師から治療室利用に関する事項や受けられる治療に即した在宅セルフケアなどについて、説明させて頂きます。

写真:副作用の説明について

副作用の説明について
薬剤師によるがん薬物療法の副作用に関する説明を実施しています。
通院治療室をご利用の患者さんであれば、どなたにでもご説明いたしますので、ご希望がございましたらお気軽にスタッフまでおたずね下さい。
副作用の確認
全ての患者さんを対象に看護師が副作用についてお伺いしています。
治療中の空き時間に、おたずねいたしますので、不安なことやお聞きになりたいことがございましたら、お気軽におたずね下さい。
主治医や薬剤師と相談してご回答いたします。
当室には薬剤師も常駐しており、診察前の待ち時間に治療開始後の体調についての面談も実施しています。ご希望があれば適宜お話を伺いますのでスタッフまでお声かけ下さい。

写真:免疫チェックポイント阻害薬問診票

免疫チェックポイント阻害薬使用患者へのチーム医療
近年、ニボルマブ(オプジーボ®)やイピリムマブ(ヤーボイ®)、ペンブロリズマブ(キイトルーダ®)、アテゾリズマブ(テセントリク®)などの免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる治療薬が、多くのがん種で適応となっています。今までの抗がん薬とは異なる副作用が出現することから、検査値の異常や症状出現時に速やかに関連診療科に相談ができる体制を整えています。

写真:無菌調製

無菌調製
薬剤師が調製室にて患者さんそれぞれの薬剤を調製しています。調製室では、無菌性を確保すると共に、外部への薬剤の飛散を防ぐ安全キャビネットや、ガウン・手袋・マスクなどを用いながら、適切な手技を取得した薬剤師が調製にあたっています。

写真:曝露対策

曝露対策
点滴治療中の薬剤の飛散を防ぐため、閉鎖式点滴セットを一部の薬剤で用いております。また、医療者もガウンやマスク、手袋、ゴーグルを用いて対応しています。
急変時シミュレーションの実施
様々な治療薬を取り扱うため、アレルギーが生じることもあります。多職種チームで速やかに対応できるようにするため、年2回、医師・看護師・薬剤師でトレーニングを行っています。
災害時シミュレーションの実施
年1回、災害を想定したシュミレーションを多職種で実施し、災害に備えています。

写真:パンフレットコーナー

パンフレットコーナー
通院治療室では、治療に関連する資料を展示しております。
お持ち帰りいただけるものもございますので、お気軽にご利用ください。

写真:アピアランスグッズコーナー

ウイッグ、帽子、化粧品などアピアランスグッズコーナー
がんやがんの治療により、脱毛や肌色の変化、皮疹、爪の変化などが生じることがあります。これらの症状への対応グッズの一部を展示しております。手にとって、自由に見たり、試したりしていただくことが可能です(販売はしていません)。専門の研修を受けた医療者もおり、相談をお受けすることができます。

写真:TV,雑誌など

TV、雑誌など
お薬の投与に1時間から長ければ7時間を超える時間が必要になることがあります。(患者さん個々の投与時間については主治医等にご確認下さい。)
当室では各ベッド、リクライニングチェアごとにTV(有料)を設置しているほか、ご自由にお読み頂ける雑誌を用意しておりますので、ご利用ください。

気になることがあれば副作用や生活上の事などお気軽におたずね下さい。
薬剤師や看護師がご相談に応じます。